無病息災や五穀豊穣を願い、全国最大級のさいの神を燃やす「古志の火まつり」。
雪に閉ざされる冬に住民の気持ちを盛り上げようと、35年前に旧山古志村の住民がカヤを持ち寄りさいの神を作ったのが始まりです。中越地震で全村避難を強いられても途絶えることなく続けてきましたが、人口減少や高齢化により、カヤ集めや骨組み作りが住民の負担になったことから休止が決まりました。
感染症の影響で4年ぶりの開催で、巨大な火柱が立ち上り、中越地震からの復興や平和を願う花火も共演。
約3,000人の観覧者は、勇壮な姿を目に焼き付けようと固唾をのんで見守りました。
住民の心を支え続けてきた火まつりは、今回をもっていったん見納め。今後は、棚田や棚池のライトアップなどのイベントを通して魅力を発信し、地域を盛り上げていきます。
※写真は市民リポーターの酒井弘剛さんが撮影してくれました。
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