市は新エネルギー政策を推進しており、開発に取り組む事業者に補助金を交付しています。
このたび(株)大原鉄工所がこの補助金を活用して、小水力発電設備の試作品を開発。発電設備の実証実験を始めました。
開発された発電設備は柿町の農業用水路に設置されています。落差がない場所に設置でき、小水力でも効率よく発電できます。最大発電量は5キロワットで、発電効率は同様の設備では全国トップクラスの55%。大規模な土木工事の必要がなくコストパフォーマンスに優れています。
水位が変わっても、水量を一定に流すための可変堰(せき)を装着しているため、安定した電力供給が可能なことも特徴の一つ。増水時は、自動で水車が水路上に引き上げられるため、設備が破損するのを避けることができます。デザインには長岡造形大学が協力しました。
(株)大原鉄工所は、20キロワットの発電設備の製品化を目指しているとのこと。長岡の技術力がギュッと詰まったこの発電設備は、全国から注目を集めそうですね。市は今後も新エネルギー開発への取り組みを支援していきます。(T)
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