雪国で培われた知恵や技術を紹介し、シンポジウムや研究会を開く「ゆきみらい2015 in 長岡」をアオーレ長岡で開催しました。“雪”に携わる全国の関係機関や企業などが集い、2日間で1万5千人が来場しました。
長岡は消雪パイプ発祥の地。市の紹介ブースでは、消雪パイプのあゆみなど雪対策の歴史や、通学路に消雪パイプを整備する取り組みなどをPRしました。
こちらは企業の紹介ブースの一つ、地熱を利用したヒートパイプで融雪する原理を体験するコーナー。体温でも沸騰する特殊な液体を手で温め、発生した蒸気で雪が溶ける様子にみなさん釘付けに。市内の公共施設では六日市小学校の児童玄関前の歩道に設置されているとのこと。
スキーノルディック複合で長野五輪に出場した荻原次晴さんの特別講演も。自らの競技人生を基にして、約700人を前にウインタースポーツなど雪国の素晴らしさを伝えました。
近年、関東地方などで異常降雪が頻発しています。長年にわたって培った長岡の優れた知恵や技術を全国へ発信し、地域の防災力の向上に役立ててもらえるといいですね。(Su)
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