市民のみなさんが安心して食肉を消費できるよう、家畜をと畜・解体する食肉センターが新開町にあります。
食肉の安全性を知ってもらおうと、関係施設をバスで巡る講座を初めて開催。定員いっぱいの24人が参加しました。
まずは肉用牛の生産農場を見学。病気の対策や餌の配合など、おいしく安全な牛肉を作るための飼育体制にみなさんは深く感心していました。
食肉センターに隣接する県長岡食肉衛生検査センターでは、検査の流れなどの説明を受けました。一頭ごとに獣医師が検査していることや、肉眼で判断がつかない場合はさまざまな精密検査を行うことを聞いて「こりゃ、安心だ」の声も。
さいわいプラザに移動して、検査実績や家畜の疾病例、食中毒予防法などの座学講座。全国のと畜場と比べ食肉の細菌数が少なく衛生度が高いことや、その安全な食肉を家庭で保存する方法などを学びました。
最後は長岡産の食材を使ったとん汁、もつ焼きなどを試食。参加者からは「家畜の生産者のみなさんが丹精込めて育てていることが分かった」「検査体制に安心した」「生き物の命に感謝したい」などの声が聞かれました。
体に必要なたんぱく質やビタミン・ミネラルなどを取り入れることができる身近な食品の食肉。スーパーやお肉屋さんで並んでいるお肉は生産者のみなさんが大事に育てた牛や豚です。命をいただくこと、携わっている人たちの努力に感謝し、残さずおいしくいただきましょう。(Su)
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