人材育成と産業振興の拠点・ミライエ長岡に、新一万円札の顔であり、日本の近代資本主義の父・渋沢栄一の思想を象徴する「論語と算盤」画の複製展示コーナーを設置しました。ミライエ長岡に集うビジネスパーソンや起業を志す学生など、利用者のモチベーション向上を図ります。
渋沢は経済基盤整備と産業振興のため日本全国を巡り、長岡市にも生涯で5回訪れています。第六十九国立銀行(現・第四北越銀行)の創立などに関わったほか、東京でも多くの長岡の実業家と交流し、長岡の経済近代化に大きな影響を与えました。
「論語と算盤」画は、長岡出身の福島甲子三(かしぞう)が渋沢の古希祝いに送った書画帖に収められたうちの一つ。作者は同じく長岡出身の洋画家・小山正太郎です。渋沢の著作「論語と算盤」は、この作品を見た友人の漢学者・三島中州との対話から始まります。
互尊文庫では、「論語と算盤」の貸し出しも行っています。ぜひ渋沢栄一の功績と思いに触れてみませんか。
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