クマの出没が多くなる秋に備え、市街地にクマが出没したことを想定した対応訓練を行いました。
訓練には県や市、警察、猟友会、麻酔銃業者など約20人が参加。交流拠点施設・トチオーレの一室にクマが立てこもった想定で、役割分担や情報伝達の方法、クマの動きに応じた対応策などを話し合いました。
続いて、県職員がクマに扮して動きを再現。参加者は、民家への進入を防ぐための車を使ったバリケード作りから麻酔銃を撃って捕獲するまでの流れを確認しました。
県鳥獣被害対策支援センターの葉葺(はぶき)久尚副所長は「各機関が顔の見える関係になることが重要です。地域のみなさんには、農作物を残置しないことなどに気を付けてもらいたい」と話しました。
<訓練の様子>
関係機関が捕獲に向けた役割分担などを話し合う会議
車を縦列駐車して作ったバリケード
クマが部屋に入った後、扉を閉める訓練参加者
部屋に立てこもったクマの捕獲訓練
麻酔銃を撃った後、麻酔の効きを確認する訓練参加者
県が推奨するクマに遭遇した場合の防御姿勢。頭・首・腹部を守るため、両手を首の後ろで組んで伏せる。
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