最終更新日 2024年4月1日
日本脳炎とは
日本脳炎ウイルスの感染によっておこります。ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の中で増えたウイルスが蚊によって媒介されます。7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。流行は西日本地域が中心ですが、日本脳炎ウイルスは日本全体に分布しています。飼育されているブタにおける日本脳炎の流行は毎年6月から10月頃まで続きますが、この間に、地域によっては、約80%以上のブタが感染しています。以前は小児、学童に発生していましたが、予防接種の普及・環境の変化などで患者数は減少しました。
感染者のうち、100~1000人に1人が脳炎を発症します。脳炎のほか髄膜炎や夏かぜの様な症状で終わる人もいます。脳炎にかかったときの死亡率は約20~40%ですが、神経の後遺症を残す人が多くいます。
日本脳炎予防接種は平成22年3月31日まで積極的勧奨が差し控えられていましたが、1期は平成22年4月1日から、2期は平成25年4月1日から積極的接種勧奨となりました。
【標準的接種年齢での接種】
標準的接種年齢:1期初回 3歳、1期追加 4歳、2期 9歳
接種種別 | 接種間隔 | 備考 |
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①1期初回1回目 ②1期初回2回目 ③1期追加 ④2期 |
①~③ 初回:3歳で接種。6日以上、28日までの間隔をおいて2回接種。 追加::4歳で接種。初回2回目接種終了後、6か月以上、標準的にはおおむね1年の間隔をおいて1回接種。 ④ 9歳 |
予防接種法では1期は生後6か月から接種可能ですが、長岡市では、小児科医会と相談し、安心な年齢(3歳から)での接種を勧めております。海外等に出かけたり、急いで接種の必要な方は医師にご相談ください。 |
接種年齢 | ||
①~③ 生後6か月~ 7歳6か月未満 ④ 9歳~13歳未満 |
【積極的接種勧奨の差し控えによって、接種の機会を逃した方の接種】
差し控えの影響で接種を受けられなかった平成19年4月1日生まれまでの方は、20歳未満までの間に定期の予防接種として受けることができます。
母子健康手帳等で接種歴を確認し、不足している回数を接種してください。
接種期間 | 20歳未満までの間(平成19年4月1日生まれまでの方) |
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料金 | 無料 |
接種場所 | ・個別接種 長岡市個別予防接種協力医療機関での接種となります。事前に予約してください。 ※新潟県内の医療機関希望の方:新潟県内の契約医療機関で予防接種を受けられる制度(広域的個別予防接種)があります。ご希望の医療機関に「長岡市民だが、無料で接種可能か」事前に確認のうえ、接種してください。 ※新潟県外の医療機関希望の方:予防接種を受けられる前に必要な手続きをしていただくことで、接種費用の一部助成が受けられます。 詳しくは「新潟県外の医療機関で定期予防接種を受ける場合」をご覧ください。 |
持ち物 | ・予診票:出生届出時・転入届出時にお渡しする「長岡市予防接種手帳」に綴られています。 ※予診票が必要な方は子ども・子育て課(電話:0258-39-2300)までご連絡ください。 ・母子健康手帳(接種履歴の確認、接種の記録のため) |
接種回数等 | 1期3回(1回目・2回目・追加)、2期1回のうち不足している回数 |
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