最終更新日 2026年4月3日
脳は、人間の活動をコントロールしている司令塔です。認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態です。
高齢化の進展に伴い認知症の人の数は増加しており、高齢者の3.6人に1人が認知症又はその予備軍と推計されています。また、若くても認知症を発症することがあり、65歳未満で発症した認知症を若年性認知症といいます。若年性認知症の人の数は、約3.6万人と推計されています。
年齢にかかわらず、誰でも認知症になる可能性があり、自分事として考えることが必要です。
認知症の種類は一つではなく、いくつかに分類されます。
アルツハイマー型認知症
脳にタンパク質が蓄積し、神経細胞のネットワークが壊れると発症します。比較的早い段階から、記憶障害、見当識障害のほか、不安・うつ・妄想が出やすくなります。認知症の中でいちばん多く、男性より女性に多くみられ、脳の一部が萎縮していきます。
脳血管性認知症
脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化などのために、神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなり、その部分の神経細胞が死んだり、神経のネットワークが壊れて、意欲が低下したり複雑な作業ができなくなったりします。認知症の中では、アルツハイマー型認知症の次に多く、比較的男性に多くみられ、全体的な記憶障害ではなく、一部の記憶は保たれている「まだら認知症」が特徴です。
レビー小体型認知症
運動症状や幻視を伴い、症状の変動が大きいのが特徴です。
前頭側頭型認知症
脳の司令塔役の前頭前野を中心に障害されるため、がまんや思いやりなどの社会性を失い、「わが道を行く」行動をとる特徴があります。
その他
クロイツフェルト・ヤコブ病、AIDSなどの感染症やアルコール中毒も認知症の原因となることがあります。
認知症の症状には、中核症状と行動・心理症状(BPSD)があります。認知症の症状は、認知症の種類・進行具合等によって、個人差があります。
中核症状
脳の細胞が壊れることによって直接起こる症状のことで、これを中核症状と呼びます。
行動・心理症状(BPSD)
本人の性格、環境、人間関係などの要因がからみ合って、精神症状や日常生活における行動上の問題が起きてくることがあり、これを行動・心理症状と呼びます。
MCI(軽度認知障害)とは、「脳の機能が健康な状態」と「認知症」の中間の段階のことを指します。
「ただのもの忘れ」と考えず、受診・相談することが大切です。
MCI(軽度認知障害)について詳しく知りたい方はこちら
若年性認知症とは18歳以上、65歳未満で発症する認知症の総称です。
詳しくは新潟県のホームページをご覧ください。
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