最終更新日 2022年1月14日
さて、本年は寅年であります。皆様方も、虎のような鋭いまなざしで未来を見つめ、ポストコロナの大きなチャンスを掴もうと、虎視眈々とうかがっておられるのではと拝察いたします。
引き続き、感染防止に努めながら、しかし、必要以上に恐れることなく、積極的に動く年にしていきたいと思います。まさに寅年にふさわしく、新しいものを生み出し、成長させ、チャンスに向かって果敢にチャレンジする年にしてまいりましょう。
ウイルスの影響とインターネットの普及によって、「地方分散」の流れが本格化してまいりました。一方で、受け入れる地方においては、都市としての魅力があるかどうか、都市間競争と選別の時代に入ったと考えています。長岡市はしっかりと「選ばれるまち」になっていかなければなりません。
そのためにも、福祉・健康・医療・子育て支援、タブレット等を活用した長岡独自の「Edu‐Diver(エデュダイバー)構想」による新しい教育を充実させ、長岡に住む人の満足度、生活の質の向上を図ってまいります。
そして、誰もが安心して生き生きと暮らせる「地域共生社会」、あらゆる分野で女性が活躍し、多様性が活力を生む社会、そのような長岡を実現してまいりたいと考えております。
ウイルス禍と人口減少の克服のためにも、求められるのは経済の活性化・発展です。今、長岡はウイルス禍にありながら、首都圏企業のサテライトオフィスの設立が続いています。長岡に居住しながら、リモートワークを通して首都圏企業に本社と同じ条件で勤務する「NAGAOKA WORKER(長岡ワーカー)」に賛同する企業の輪も大きく広がっています。今後も、誘致を積極的に進めてまいります。
長岡北スマート流通産業団地には、既に21社の進出が決定し、今後新たに1,000人の新規雇用と200億円を超える設備投資が見込まれています。
また、昨年6月には、長岡市は全国で4カ所の「地域バイオコミュニティ」の認定を受けました。農業とものづくり、受け継がれてきた技術と地域資源を活用し、バイオ産業をはじめとする新産業の創出につなげてまいります。
本年も、10年先、100年先の長岡をつくるための「未来への投資」を積極的に行い、多くの人が集い、楽しみ、交流する中で、イノベーションが次々に生まれるまちづくりを進めてまいります。
最後になりましたが、今年こそ、ウイルス禍を乗り越え、過去2年分の市民の皆様の想いを込めて、長岡まつり大花火大会を開催したいと思います。「長岡魂」の象徴である長岡花火を、万難を排して打ち上げましょう。
長岡に受け継がれてきた「米百俵の精神」のもと、お集まりの市民の皆様、長岡商工会議所・各商工会、各企業・団体が一致団結して、長岡の明るい未来をつくってまいりましょう。皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして、健やかで実り多い年になりますことを心からご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。
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