最終更新日 2021年1月5日
さて、新型コロナウイルスの感染拡大によりまして、長岡市民の生活も経済も大きな影響を受けております。しかしながら、長岡においては、市民の皆様の慎重な行動によって感染の拡大は抑制されております。
長岡市はこれからも、市内基幹病院や医師会、保健所などと連携しながら、医療体制の強化・維持、感染拡大防止策を強化してまいります。併せて、中小企業への支援もしっかりやってまいります。
国では現在、緊急事態宣言の発出が検討されているようですが、長岡市は今日から、ワクチン接種の特別チームをつくって準備作業を始めます。2月下旬に医療関係者から接種を始めたいと考えております。例えば20万人への接種となると、1人2回で合計40万回の接種ということで大変な実務となりますが、総力を挙げて、スムーズに接種が行われるよう努めてまいります。
市民の皆様におかれましては、日常的にマスクをするなど、感染防止と日々の体調管理に努めていただきながら、冷静に対処していただきたいと思います。
そして、力を合わせて、長岡の経済活動と地域活動、子どもたちの学びと成長の機会を守っていきましょう。
ウイルス禍によって、日本を含め世界は大変な変化にさらされています。明日は何が起こるか本当に分からない時代になりました。
しかし、ピンチはチャンスという言葉があります。今まで私たちを縛ってきた古いもの、悪しきものを改めて、新しい力を得るチャンスでもあります。ここは右往左往することなく、長岡の力、長岡の強みを信じて、コロナ後の発展を視野に入れながら、希望をもって前に進んでいきたいと思います。
幸い、去年は長岡北スマート流通産業団地の好調な分譲をはじめ、大積スマートインターチェンジの事業決定、道の駅「ながおか花火館」が1日7千人を超える来場者でにぎわっています。将来に希望がもてる新しい動きも出てきています。今年の長岡まつり大花火大会は、関係各団体と協力しながら実施に向けて準備を進めているところです。
そして今、ウイルス禍の中で、企業の拠点や人の居住を感染症に弱い東京などの都市から地方に移すという「地方分散」の流れが出てきています。
子育てや教育のさらなる充実と、市民活動を積極的に支援していきながら、安心して暮らせる「地域共生社会」を実現していきたいと思います。安全で豊かな暮らしができるまち・長岡を全国に発信して、人と企業が集まるまちをつくってまいりましょう。
そして、伝統あるものづくり産業と農業、建設業、その他の産業、4大学1高専という充実した教育研究機関と連携しながら、長岡の魅力をつくっていきたいと思います。長岡版イノベーションを加速化し、足腰の強い地域経済、若者が失敗を恐れずチャレンジすることのできるまちをつくっていきたいと考えております。
長岡は、たび重なる苦難を市民の力を結集して乗り越え、今日の姿を築いてきました。今こそ「米百俵の精神」に立ち返り、長岡の底力を発揮する時です。長岡に受け継がれてきた市民協働の伝統のもとで、お集まりの皆様をはじめ、市民、企業、団体が一致団結して、コロナ後の新しい活力、新しい長岡をつくってまいりましょう。市民の皆様、お集まりの皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとりまして、健やかで実り多い年になりますことを心からご祈念申し上げ、新年のあいさつといたします。今年一年、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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