最終更新日 2016年10月24日
12年が経ち、大きな節目を迎えている
あれから12年が経ちました。本当にあっという間に12年が経ったという思いとともに、大きな節目を迎えているという思いもしています。
泉田知事が明日退任されます。就任直後、この中越地震で大変な目にあったこの地にすぐに駆けつけていただきました。その後も、復興基金の運用など、本当に地域のことを考えて対応いただきました。
また、当時の長島村長から全村避難の連絡があり、皆さんの受け入れを全力で頑張った森市長も退任されました。そういう意味で、大きな節目を迎えていると思っています。
これまで以上に、語り継ぐことをしっかりやっていく
知事もお話しされましたが、12年経ったということは、12歳までの子どもは震災のことを知らないということです。
もちろん、皆さんからは語り継ぐことをしっかりやっていただいて、子どもたちの心にも中越地震からの復興の想い、これからどうしていくかという希望も持っておりますが、これまで以上に語り継ぐことをしっかりとやっていかないといけないと思っています。
本日、木籠の水没家屋の保存完了報告会があり、震災遺構がまた一つ完成しました。これからも皆さんと一緒にしっかりと語り継いでまいりたいと思います。
新しいステージを考えていく時期。新しい夢や価値観を発信
この12年間、多くの皆さんの力で復興は確実にできたと思っています。一方で、人口減少が本当に大変な事態を招いているという危機感もあります。
人口が半減し、これからは、山古志地域の皆さんの生活、そして、どのように外の方々をお迎えするかなど、新しいステージを考えていく時期ではないかと思っています。
12年前の出来事を大切にしながらも、これから新しい夢や価値観をこの地から発信していきたいと思っています。山古志そして長岡をどういうふうに変えていくのか、夢をもっていくのか、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
長岡市としても、地域の皆さんと一緒に、新しい夢を紡いでいきたいと思います。それがまた犠牲になられた皆様そして多くのボランティアの皆様、支援してくださった皆様に報いる道であると思います。
ありがとうの心、そして、感謝の心を皆さんと一緒に大きく育てていきたいと思います。これからも多くの皆様の御支援をいただきながら頑張ってまいりましょう。
本日は多くの皆様にお集まりいただき、大変ありがとうございました。
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