最終更新日 2022年4月1日
会議名 | 平成20年度 第5回 中之島地域委員会 |
---|---|
開催日時 | 平成20年12月2日(火) 16:00~17:10 |
開催場所 | 中之島支所 3階 大会議室 |
出席者名 | 【委員】 高森 精二 委員長 学識経験者 金子 功 地域代表 塩入 清補 地域代表 石川 幸夫 地域代表 高野 輝夫 地域代表 齋藤 徹 地域代表 佐々木 清一 地域代表 本名 浩利 地域代表 岩崎 ヨリ子 学識経験者 松澤 悦子 学識経験者 丸山 綾 学識経験者 藤田 孝知 学識経験者 星野 重助 学識経験者 【長岡市】 中之島支所長 小黒 憲雄 支所各課長・事務局 地域振興戦略部1名 【報道関係、傍聴人】 報道関係1名 |
欠席者名 | 【委員】 田口 正一 副委員長 地域代表 |
報告事項 | 1 分科会報告 ・総務教育福祉分科会 ・産業市民建設分科会 |
議題 | 1 中之島地域のまちづくりについて ・ケーブルテレビエリア拡大の早期整備に関する要望について 2 平成21年度ふるさと創生基金事業について |
会議の概要 | 中之島地域のケーブルテレビエリア拡大の早期整備について、地域委員会として市に要望書を提出することとした。 平成21年度ふるさと創生基金事業について、地域委員会の意見も含めて、今後ふるさと創生事業実行委員会で協議、検討することとした。 |
会議資料 | 第5回中之島地域委員会次第(PDF 32KB) |
会議の内容
高森委員長 | 【あいさつ】 ただいまから、第5回中之島地域委員会を開会する。本日は視察研修で各地域を周ってきた。今後の参考としていただければと思う。 【報告事項1 分科会報告について】 分科会報告について、前回の分科会の概要を各分科会長より報告をお願いしたい。 まず、総務教育福祉分科会長より報告をお願いしたい。 |
塩入委員 | 前回の分科会は欠席したので、金子副分科会長が報告する。 |
金子委員 | 前回の地域委員会で提出された、ケーブルテレビの加入意向調査結果に基づいて分科会で検討した。市はケーブルテレビ未整備地域については、順次整備していくとの方針であるが、1年でも早く中之島地域を整備してほしいことから、早期整備の要望書を市長に提出することとしたい。 その他、児童の送迎バスに関すること、風邪や病気等の児童の保育についても今後の分科会で検討していきたい。 |
高森委員長 | 次に産業市民建設分科会長より報告をお願いしたい。 |
石川委員 | 産業課長より平成20年度の生産調整と圃場整備の状況についての説明と、観光関連事業として、10月31日に中之島地域で実施された「とっておきの長岡まちめぐり」について報告を受けた。 「とっておきの長岡まちめぐり」の参加者からいただいた、中之島地域についてのいろいろな意見を参考に、今後分科会で中之島地域の観光についても検討していきたい。また、これに付随した施設、環境整備についても併せて検討していきたい。 |
高森委員長 | 今の報告事項について、質問、意見等あったら発言願いたい。 |
高森委員長 | 無いようなので、議題に入る。 【中之島地域のまちづくりについて】 |
高森委員長 | 事務局より説明をお願いしたい。 |
地域振興課長 | ケーブルテレビエリア拡大の早期整備に関する要望について説明する。 ケーブルテレビエリア拡大の早期整備については、これまで地域委員会や総務教育福祉分科会で検討してきたところである。 前回の総務教育福祉分科会で、この件については地域委員会に諮り、要望書を市に提出したいとの結論が出たので、要望書の内容について委員の皆様にお謀りしたい。 ご承知のとおり、ケーブルテレビの整備は合併後の市民の一体感の醸成を図るため、中之島地域を含む未整備地域については、順次整備していくという方針が示されている。 合併後の市民の一体感の醸成を図ることを目的に整備することも大切であるが、中之島地域は災害対応としてケーブルテレビを活用したいことから、早期整備を望んでいるということで要望書を提出したい。 要望書では、7.13水害、中越大震災と未曾有の大災害の経験から、地域住民を災害から守るため、行政として何をなすべきか考えた場合、災害発生時において、迅速な現状の把握とその被害の状況、今後の予測、災害救援情報と併せ住民の安否等の情報をいち早く収集し、避難住民はもちろん広範囲に伝える必要性を痛感したこと、近年の異常気象下では今後も災害の危険性があることから、中之島地域におけるケーブルテレビエリア拡大の早期整備こそが災害時における緊急情報の収集、伝達につながる情報発信の最大のメリットであることを強く主張していくとともに、中之島地域での避難情報や災害情報の入手手段の実情を例に挙げ、また、災害発生時、住民が情報を収集する初期手段がテレビやラジオであるという実態等を説明し、災害時の情報収集手段として複数の選択肢を用意し、地域の実情にあった形で充実させていくことが重要であることを訴えかけたい。 お年寄りから子どもまでが簡単に情報を入手できる手段を考えた場合、ケーブルテレビエリアを拡大し、地域全体を網羅することにより実情に合わせた接続可能な環境整備が不可欠であると考え、より地域に密着した情報をいち早く受・発信できるケーブルテレビエリア拡大の早期整備を切に要望していきたい。 また、要望書には、加入意向調査結果を資料として添付し、エリア拡大の基本方針である地域住民からの要望や加入見込み数等の条件が整った地域から施設整備を支援するという条件を十分に満たしていることを示したい。 要望書については、以上の内容を盛り込んだものを考えている。委員の皆様からご審議いただきたい。 |
高森委員長 | 今の説明について、質問、意見等あったら発言願いたい。 |
高森委員長 | 無いようなので、この内容の要望書を市当局に提出することでよろしいか。 (異議無しの声あり) |
高森委員長 | この内容のケーブルテレビエリア拡大の早期整備に関する要望書を市当局に提出することとする。 それでは、次の議題に入る。 【平成21年度ふるさと創生基金事業について】 |
高森委員長 | 事務局より説明をお願いしたい。 |
地域振興課長 | 今年度は、「伝統行事体験事業」、「大口れんこん収穫体験ツアー」、「なかのしま“こども”料理グランプリ」及び「直江兼続PR事業」の4事業を実施した。 平成21年度ふるさと創生基金事業については、地域委員の皆様の意見を聞き、ふるさと創生事業実行委員会で検討したい。 今晩ふるさと創生事業実行委員会を開催するが、来年度事業についても議題として挙げている。これまで実施してきた事業については、マンネリ化も懸念されているところであり、この地域委員会で出された意見も参考として、今晩のふるさと創生事業実行委員会で来年度事業について検討したいと考えている。 今晩のふるさと創生事業実行委員会で検討した内容は、次回以降の地域委員会で報告し、審議していただければと考えている。 |
高森委員長 | 事務局より今年度実施事業も報告されたが、来年度も引き続き継続実施したいという意見もあるかと思う。他にもこのような事業を実施したらどうかという意見があったら発言願いたい。 |
星野委員 | 刈谷田川の改修工事が進み、中之島大橋が今年度開通する。中之島地域も刈谷田川の改修とともに、水害から復旧・復興してきているように感じているところであるが、新しく架かる中之島大橋を復興のシンボルとして考えているので、これに付随した事業を展開できないか。 |
高森委員長 | 今年度中に中之島大橋が完成するのでタイミング的にも良い意見だと思う。 星野委員の意見に対するコメント、また、他に意見等あったら発言願いたい。 |
佐々木委員 | 来年度のふるさと創生基金事業を検討するうえで、以前地域委員会で議論した刈谷田川の改修によって生じる約3haの廃川敷の利活用について、現在どのように推移しているかお聞きしたい。 刈谷田川の改修工事は着々と進行しているが、約3haの廃川敷の件については、以降審議がなされていない状況であることから、現状についての確認をしておきたい。 |
高森委員長 | 復旧・復興が道半ばということもあり、ふるさと創生基金事業との絡みも含めて確認したいとのことであるが、事務局より説明をお願いしたい。 |
建設課長 | 佐々木委員の質問についてお答えする。 刈谷田川の改修によって生じる約3haの廃川敷の利活用については、以前、地域委員会に諮り、審議していただき、中之島地域の方針を決めていただいたところである。面積の約3分の2が長岡市、約3分の1が見附市である。 廃川敷の利活用については、両市に跨ることから県も交えて話し合いを進めてきた。刈谷田川改修工事が平成21年度まで繰り越しとなること、旧川の埋め戻しが完了しないと廃川敷の整備に着手できないことから、ある程度廃川敷の 姿が見えてこないと、両市民の考えや意見もうまくまとまらないだろうとのことで、両市と県で協議した結果、もう少し時間をかけて検討していくこととした。 両市からそれぞれ廃川敷の利活用案が出されたが、最終的にはひとつにまとめた案にしなければならず、その中で地域的な偏りも解消する必要がある。また、廃川敷の利活用については、住民からも関わってもらうために住民組織を育成しなければならないことから、協議した結果、第三者の意見も取り入れたほうが良いとの結論に達し、住民活動や行政サービスに関するノウハウがあるNPO法人と契約した。 11月から両市と県、NPO法人との会議が始まった。次の段階に進むに当たり、行政だけではなく地域住民の声も反映させなければならないことから、12月中に両市の有識者や団体組織代表者等から委員を選出し、両市で検討委員会 を立ち上げる。現在両市で委員の人選を行っているところである。 来年9月、遅くても10月くらいまでを目標に、両市の案をひとつにまとめたいと考えている。 |
佐々木委員 | 廃川敷の利活用については継続的事業として審議されていることがわかった。 来年度のふるさと創生基金事業については、星野委員の意見にあったように、中之島大橋を関連づける事業を考え、地域をPRしていくことも良いのではないかと思う。 |
小黒支所長 | 中之島大橋の話が先ほどから出ているので一点ご報告したい。来年1月27日に中之島大橋が完成するので、それを祝う開通式を予定している。 開通式は、住民と地域が主体となって行ってほしいと中之島地区の金子連合会長に依頼したところ、ご理解をいただいたことから、中之島大橋の開通式は住民と地域が主体となって計画した祝いの式となる。 中之島大橋を復興のシンボル、希望の架け橋として、中之島地域の活性化の起爆剤としたい。地域のために何ができるか、どのようにPRしていくか皆様のご意見もお聞かせいただきたい。 |
高森委員長 | 他に意見等ないか。 |
岩崎委員 | 刈谷田川改修工事によって、左岸堤防と県道長岡中之島見附線の間にできる土地に、例えば日時計を設置する等整備する事業ができないか。 |
建設課長 | その土地は、河川用地ではなく道路用地となると聞いているが、担当・所管する県の関係部局間で、まだ土地の取り扱いについて検討していない。土地の利活用については、地域からいろいろな要望が出てきていることは承知しているが、堤防や道路の工事の進捗状況を見ながら検討することとなっている。 利活用についての県の方針が決まれば情報が入ってくると思うので、その際に地域の皆様とご相談させていただければと思うが、来年度その土地で何か事業を展開することはできない。 |
高森委員長 | 他に意見等ないか。 |
金子委員 | 中之島大橋の壁面に絵を描くことはできないか。地域住民の心が癒されると思う。 |
小黒支所長 | 中之島大橋は来年1月に完成するが、災害復旧助成事業自体は完了していないことから、来年度実施することは難しい。 市が先行して事業を決めて、県にお願いをするというフライングもできない。 県とも検討したいが、おそらく工事中に手をかけることはできないだろう。 |
石川委員 | 金子委員の意見に賛同する。ぜひ早期に実施してほしい。 |
金子委員 | あまり時間を空けずに実施した方が良いと思う。ぜひ県に協力をお願いしてほしい。 |
建設課長 | 支所長が説明したとおり、橋は完成しても工事自体が完了しておらず、平成21年度に繰り越しとなる。また、中之島大橋側道の壁面は景観を考慮し、凹凸のあるブロックを使用した表面加工が施されている。そこに何らかしらの装飾をすることが果たして可能なのかどうか懸念もある。 |
高森委員長 | 中之島大橋に関する事業をどうするか具体的な提案が出され、また、事務局からも説明があったが、この件は本日の地域委員会で結論を出せるものではない。いろいろな問題点や課題等もあるとのことである。今後も継続して検討する課題としていきたい。 中之島大橋の件については以上として、引き続き来年度のふるさと創生基金事業について、委員の皆様から意見等いただきたい。 今年度実施した4事業についても皆様から評価していただき、来年度も継続して実施するかどうか意向をお聞きしたうえで、ふるさと創生事業実行委員会で検討していただければと思う。 |
小黒支所長 | 今年度実施したふるさと創生基金事業は先ほど地域振興課長が説明した4事業である。来年度は今の事業を更に充実した内容として取り組んでほしい、また、星野委員の意見のように、新たにこういう事業を展開したらどうか等いろいろと意見があると思う。 来年度の実施事業をふるさと創生事業実行委員会で検討するに当たり、地域委員会の意見も尊重したいと思うので、皆様の考えや意見をどんどんと出していただきたい。 |
佐々木委員 | 今年度実施した4つの事業について、各事業ごとの予算をお聞きしたい。 |
地域振興課長 | 伝統行事体験事業が約170万円、大口れんこん収穫体験ツアーが約36万円、なかのしま“こども”料理グランプリが約25万円、直江兼続PR事業が約27万円である。 |
高森委員長 | 伝統行事体験事業で行っている市民観覧席の設置については、大凧合戦が開催される限り、毎年必要と思うがどうか。 |
小黒支所長 | 市民観覧席の設置については、ふるさと創生基金事業として長期的に継続実施することは考えていない。ふるさと創生基金事業の基本的な考え方のとおり、いずれは地域の団体や組織に引継ぎ、自発的に取り組んでほしい。 市民観覧席の設置は、水害からの復興を目指す中之島地域に、賑わいを取り戻すために大勢の方から足を運んでもらいたいこと、また、今まで刈谷田川左岸には中之島地域の方々を含め、一般の来場者が大凧合戦を観戦できる席がなかったことから、ふるさと創生基金事業として取り組み、大凧合戦を間近で体感してもらい、伝統行事伝承のきっかけとしてもらう目的で実施しているものである。 将来的には地域主体で取り組んでいただき、地域を盛り上げ、PRしてほしいと考えている。 大口れんこん収穫体験ツアーや、なかのしま“こども”料理グランプリも同様であり、いつまでも同じ事業を実施するわけにはいかないと思うし、いずれは地域に返していきたいと考えている。 |
高森委員長 | 直江兼続PR事業で作成した散策ガイドを活用した、中之島地域住民を対象としたツアーを実施してはどうか。 中之島地域を巡る事業は「とっておきの長岡まちめぐり」等で実施しているが、参加者のほとんどが中之島地域以外の人である。実際に中之島地域に住んでいる方でも、中之島地域にどのような史跡があるか知らない人がかなり多い。 |
松澤委員 | 若い世代の方は特に中之島地域の史跡を知らない。 中之島地域の史跡を発信するためにボランティアガイドを育成するような事業も考えてはどうか。 |
高森委員長 | なかのしま“こども”料理グランプリについては、作品を食堂でメニュー化したが、成果はどうか。 |
地域振興課長 | なかのしま“こども”料理グランプリの優勝作品を4つの食堂から期間限定でメニュー化していただいた。各店舗とも3日間販売していただき、4店舗で計54食提供された。 |
高森委員長 | 事務局としては、この結果をどのように分析するか。 |
地域振興課長 | 数量を限定した店舗や昼のみの提供とした店舗もあったが、まずまずの結果ではないかと思う。 |
高森委員長 | 大口れんこん収穫体験ツアーは、たくさんの参加をいただいている。ふだんは体験できないれんこん収穫を楽しみにしているのだろう。 この事業が中之島地域のPRにつながっていることは間違いないと思うが、受け入れている大口れんこん生産組合の反応はどうか。今後も計画があれば協力していただけるものか。 |
塩入委員 | 積極的に協力いただけると思う。 |
地域振興課長 | 今年度の大口れんこん収穫体験ツアーは、県内外から31名の参加をいただいた。参加者は新潟方面の方が多く、また、リピーターも多い。 大口れんこん生産組合からは積極的に協力していただいており、運営の全般をお願いして主体的に動いてもらっている。書類作成や参加者案内等の事務と予算の執行は事務局で行っている。 将来的には、大口れんこん生産組合の自主事業として実施していただければと考えている。 |
高森委員長 | 他に意見等ないか。 |
高森委員長 | 無いようなので、これまで出された意見を含めて、来年度のふるさと創生基金事業についての協議、検討をふるさと創生事業実行委員会に引き継ぐということで、事務局よろしいか。 |
地域振興課長 | 地域委員の皆様からいただいた貴重な意見を参考に、今晩のふるさと創生事業実行委員会で、実行委員の意見も含めた中で検討し、次回以降の地域委員会でお諮りしたい。 |
高森委員長 | この議題については以上とする。 |
高森委員長 | その他の件で、質問、意見等あったら発言願いたい。 |
丸山委員 | 上通児童クラブのトイレ改修工事の進捗状況についてお聞きしたい。 |
地域振興課長 | 上通児童クラブのトイレ改修工事については10月に入札し、業者が決定した。工期や現状については確認して丸山委員に報告する。 |
塩入委員 | 上通小学校体育館屋根の雪が落ちて危険とのことで、例年体育館南側の道路が冬期間封鎖となるが、今冬はどうか。 |
建設課長 | 今冬も封鎖する。 |
塩入委員 | 改良して間もない道路である。落雪対策をして、冬期間も通行できるよう対処してほしい。 |
建設課長 | 教育委員会に対応を依頼しておく。 |
高森委員長 | 何かしらの対策を講じて通行できるようになれば最善だが、安全面も考慮して対応を協議していただければと思う。 他に質問、意見等ないか。 |
佐々木委員 | 冬期間は、中栄大橋が通行止めになるが、今冬も同様か。 |
建設課長 | 今冬は通行可能である。 今までは、冬期間は路面凍結による危険があるため通行止めとしていたが、凍結防止剤散布車を購入し、凍結防止剤を散布することとしたので、除雪し、通行できる。 |
高森委員長 | 以上をもって、本日の地域委員会を閉会する。 |
このページの担当