最終更新日 2022年4月1日
会議名 | 第3回 越路地域委員会 |
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開催日時 | 令和元年12月19日(木) 15:00~16:45 |
開催場所 | 越路支所3階大会議室 |
出席者名 | 【委員】 委員長 平澤 聡 副委員長 金子 由美子 地域代表 内山 幸雄 地域代表 金安 武歳 地域代表 髙橋 敏雄 地域代表 西脇 重徳 地域代表 青木 洋一 地域代表 番場 友次 地域代表 大矢 均 地域代表 渡辺 一朗 公募 髙橋 英寛 【長岡市】 越路支所長 早川 泰 地域振興戦略部長 渡邉 一浩 各課長・事務局 (傍聴人0人、報道0人) |
欠席者名 | 【委員】1人 学識経験者 平田 希美 |
議題 | 【議題】 ・今後のまちづくりの提案や広聴のあり方の検討について 【報告】 ・地域の宝磨き上げ事業について |
審議結果の概要 | 【議題】 ・今後のまちづくりの提案や広聴のあり方の検討について 他の地域委員会の意見も参考にしながら、越路地域委員会でも1年くらいの時間をかけて検討する |
会議資料 | 次第(PDF 47KB) |
審議の内容
【1. 開会】 | |
(省略) | |
【2. あいさつ】 | |
(省略) | |
【3. 議題】 | |
(1)今後のまちづくりの提案や広聴のあり方の検討について | |
委員長 | 議題について、事務局から説明をお願いします。 |
地域振興戦略担当課長 | 今回の議題は、地域を代表してご活躍頂いた地域委員会のこれまでの活動を振り返り、反省とともに地域の現状と課題を踏まえ、今後の地域づくりやまちづくりに相応しい提案や広聴機能の形を、地域委員の皆さんにお伺いしたいと思います。これは地域委員会の活動を振り返り、これから地域をどうしていこうかをテーマに考えることになりますので、越路の地域委員会だけでなく、すべての地域委員会が同じテーマで意見を出し合うことになります。その中にはこれからの地域づくりの話し合いをする場所をどうやって作ったらよいか、どのような形が良いかなどを1年くらいかけて一緒に考えていただけないかと思っています。 わかりやすく言うと、これまで15年間やってきた地域委員会を今の形で続けていくか、或いは地域委員会のやり方や中身の一部を見直した方が良いか、若しくは地域委員会とは別の器に役割を移しても良いのではないか、或いは今は全10地域同じ形で地域委員会をやっているが、それを各地域の特色に合った構成としてもよいのではないかなど、さまざまな観点からすべての地域委員会の意見を聞いたうえで見直しをするならば、どのように見直しをしていこうかという案をこれから私たちの方で考えていきます。 このような話になった背景には、合併後支所地域における地域づくりの検討、或いは住民の意見をお聞きする広聴の代表機関として地域委員会が設置され、15年に渡る地域委員会での議論から地域の振興策や生活課題への対応、ふるさと創生基金事業や地域の宝磨き上げ事業を始めとして、少子化を背景とする小学校や保育園の統合、生活交通検討委員会・コミセン検討委員会の設置など新たな活動を誘発してきました。 一方で地域には区長会・総代会・町内会長会議といった住民の代表となる機関や、最近ではコミセン協議会という住民代表が集まるような組織が存在或いは併存することで、地域によっては住民の意見を聞く広聴機能をもう少しシンプルに集約して効率化を求める意見を言う人も出てきました。 また、若い世代の自由な活動が芽生えてきた地域もあり、次代を担う若者の意見を積極的にまちづくり・地域づくりに活かしていくことで地域の活力維持につなごうという意見もあります。そこでまちづくりの提案や住民の意見をいただく場として地域委員会を中心とする今の形がいいのか、より今の時代に適した形に見直した方がいいのか、幅広く意見をお伺いしたいです。これから長丁場になりますが、何回かに分けて皆さんからご意見をお聞きする機会という主旨で議論をお願いしたいと考えております。 「2. 越路地域の現状と課題」「3. 越路地域が果たしてきたまちづくりへの提案・広聴機能」については、地域振興課長が説明します。 |
地域振興課長 | 「2. 越路地域の現状と課題」「3. 越路地域が果たしてきたまちづくりへの提案・広聴機能」資料説明(省略) |
地域振興戦略担当課長 | 説明を続けますが、これら資料の1から3の説明を踏まえたうえで、「4今後の検討テーマ」では、次の二つのテーマに分けて「広聴の仕組み」とはどういうものか、今後のまちづくりの「検討の仕組み」にはどういうものがあるかを話し合ってもらいます。 前段の「広聴の仕組み」としてイメージするのは、例えば福祉・防災・防犯・交通といった暮らしに直接関わるような市の事業や政策に対する住民の意見をお聞きする場としてどういった形がふさわしいか。 後段の「検討の仕組み」は地域おこしのようなもので、地域のいろんな振興策とか課題への取り組みを柔軟に企画し実践して議論する様な場にはどういった形が良いか。 今の地域委員会はこの両方を幅広く検討して頂いているが、それを引き続き地域委員会で続けていくのか、若しくは地域委員会自体を見直した方が良いというのであれば、地域委員会のあり方の見直しを考えるのか、或いは今の地域委員会の役割を別の組織に委ねたり、或いは新しい器を作った方が良いのか。そういったことについて幅広くご意見をいただきたいという主旨です。 |
委員長 | 地域委員会の今後のあり方に関わってくる内容と思われますので、越路地域全体を俯瞰し、将来を見通しながら幅広く意見をいただき、順番に意見や質問を述べていただきたいと思います。 |
委員 | 越路地域に限らずどの地域でも区長や町内会長がいて、町内会長たちが地域の要望や意見を吸い上げて、支所につたえているという現状があります。そういう実情のなかで、地域委員は幅広く意見を聞くことになっているので、年齢や性別、商工会など職種別に構成された組織が良いと思います。 |
委員長 | ありがとうございます。次の委員の方、意見をお願いします。 |
委員 | 都市計画マスタープランの住民説明会に出席しましたが、長岡市内の説明会では参加者もたくさんいて、意見も活発に出ていました。しかし越路地域の説明会は参加者も意見を発言する人も少なかった。 今回幅広く意見を集めるために会合を開いたとしても、人数が集まらないのではないか?仮に意見要望が出ても、それは国の役割、県の役割とか言われてラチがあかない等、実現に結び付くイメージがないように感じます。 ただ、地域の課題について意見を聞く場所は必要と思います。 |
委員長 | ありがとうございます。次の委員の方、意見をお願いします。 |
委員 | 地域を鑑みると、長男でさえ越路を出ていくのが現実です。越路を出ていく人の意見を聞いてみたい。地域委員に若い人をもっと取り入れるなど、意見を聞く場がほしいと思います。 |
委員長 | ありがとうございます。次の委員の方、意見をお願いします。 |
委員 | 地域委員会は市町村合併の時に地域の意見要望をくみ上げる組織として立ち上げたと覚えているが、越路には区長、総代、町内会長がそれらを担っており、地域委員はいらないのではないかと感じています。 越路は3年前に区長・総代・町内会議で協議会を設立しています。協議会で各地域の要望をとりまとめたり、一本化して市に要望する等を行っています。また、議員との懇談会も今年度から地域委員から協議会に移りました。 そのようなことから、地域委員はいらないのではないかと思っています。地域委員会は「委員に説明したから、それは住民に説明した」という役割だけなのかな、と思っています。 |
委員長 | ありがとうございます。次の委員の方、意見をお願いします。 |
委員 | 広く広聴するのが目的なら、区長・総代会の集まり等で十分です。私は3月の任期の時に「いつまで地域委員会を開いているのか」と発言しました。この組織はもう広く意見を聞く場ではないと考えています。 そもそも、合併してから15年経過しているのに、いつまでも「合併地域」でいるのはいかがなものかと感じています。震災前と比べて全長岡市で2万人も減少しているのに、いつまでも越路地域だけを考えるだけでいいのでしょうか。若い人が残らないのは、それが理由の一つだと考えています。 旧長岡地域にしても、例えば東山付近の町内会には地域委員会のような組織はないわけで、オール長岡を提唱するのであれば、一般市民が参加している協議会や委員会に越路地域から委員を出して、そこで議論するのが良いと思われます。 |
委員長 | ありがとうございます。次の委員の方、意見をお願いします。 |
委員 | 私も区長、総代が地域の意見を吸い上げることが適当と思いますが、私たち若い世代は、誰が区長、総代なのか全くわかりません。誰に意見要望を言えばいいのかわからない人がほとんどです。 区長や総代に気軽に行ける「何か」が必要と思われます。今の地域委員では正直役不足です。 |
委員長 | ありがとうございます。次の委員の方、意見をお願いします。 |
委員 | 正直、今の地域委員会は「施策を決めた後の施策を説明する説明会」と化しています。そのような現状では、地域委員会は不要です。 むしろ、農協が行っているように、住民懇談会を開催して、市の政策がある程度固まった時点で説明するほうが良いと思います。 若者の流失について、今の大学生などの若い人の意見を聞く会を作ったらいいかな…と感じています。 |
委員長 | ありがとうございます。次の委員の方、意見をお願いします。 |
委員 | 町内会の会合などでは50代後半の人たちばかりで、いろいろ話し合いを行いますが、大体同じような内容ばかりになります。そこで先月、40代や50代の若者男性限定で意見を聞く催しを行いました。その場では自分たち高齢者では思いつかない意見を多数いただきました。女性を対象とした会の開催も考えています。 若い人の意見を聞く場というのは大切なのだなと感じました。存続するなら若い人も取り入れてほしいと思います。また一方で、区長・総代会長会議のような、地域の代表全員が集まる会議も必要と思っています。 |
委員長 | ありがとうございます。次の委員の方、意見をお願いします。 |
委員 | 区長、総代会の役割はとても大切だと思っていますが、区長、総代会議には女性が含まれていません。そのため、ソフト面の協議という点では弱いのではないかと思っています。地域委員会にしても、結局は委員自身の得意な分野しか議論ができません。 地域を広く議論するのであれば、各分野に精通した人による分科会的な「何か」が必要だと思います。地域委員会で今まで行ってきた分科会ではなく、実際に現場で動いている若者や女性を巻き込んで議論していかなくてはならないと思います。 |
委員 | 地域委員会に地域の代表の意見が全て集まっているかというと、そうでもない。分野別に集まっていても、細かい意見を出せるかというと、そうでもない。細かい要望については区長、総代会が意見集約の役目を担っている、越路のそういう強みは大切にしていかなくてはならないです。 もう一つ、若者や女性の意見を聞きたいという意見がでています。確かに意見はたくさん出てくると思いますが、その一方で人数が集まると意見の集約が難しくなってしまいます。 地域委員会の代替え機関を設けるなら、分野の代表者の代議員制にして、そこに意見を持ち寄っていく、そのような形が地域委員会の受け皿の一つになるのではないかと思います。 |
委員長 | 一通り各委員から発言してもらったのですが、ほかに質問や意見はありますか。 |
委員 | 平成の大合併の時は、地域委員会的な組織はいろいろあったかと思いますが、今現在組織が残っている市はどれだけありますか? |
地域振興戦略部担当課長 | 条例改定したという話は聞いたことないので、形として残っているとは思いますが、活動などの詳細についてはわかりません。持ち帰って後日報告します。 |
委員 | 他の市で活動しているのであれば、それが一つの参考になると思います。 |
委員長 | 皆様、ご意見ありがとうございました。 続きまして、もう一つのテーマになる、まちづくり協議会のような、実行できる場のアイデアについて、意見のある方は挙手をねがいます。 |
委員 | 先ほど委員が述べました、課題ごとにふさわしい人を選出して協議するのが一番実りあると思われます。 |
委員 | 先ほど私はいろいろ提案しましたが、例えば農業委員会の中には農業法人の人がいて、その中に私たちのような女性が参加させていただくという形が良いのか、実態がわからないので正直わからないところがあります。 |
委員 | いつもと違う立場の人が加わると、それが刺激になってより良い意見が生まれると思います。 |
委員長 | 例えば、農業委員と商工会のような、専門分野プラス専門分野の会合を行うと、相乗効果が生まれ、農業から新たな商品に結び付くようなアイデアが生まれます。 専門性と多様性、その二つが合わさると、新たな産業が生まれる等のきっかけになると考えています。 |
委員 | そう考えると、分科会という取り組みは良かったのかなと思います。しかし、今までは専門家を交えて話し合いを行うということをしなかった。それは反省するべきかな、と思います。 今までの分科会は、ただ地域委員が分かれて議論しただけでした。今後は専門家をオブザーバーとして呼んで、議論を深めることが必要だと思います。 |
委員 | ただ、いろいろ良い意見は出ますが、最終的には予算の話が出ると、そこで議論は止まる。これが今までの流れになっています。地域委員会は予算も予算の権限も持ってない。それが全てだと思います。 他にも、例えば青少年の補導というテーマにしても、PTAや警察、保護司がそれぞれ会合を行い、さらに行政も同じことを繰り返し行っているのが現状です。 縦社会だから仕方のないことではありますが、幅広く、また細かく住民の意見を吸い上げるのであれば、一番小さい集落という単位から徐々に積み上げていく仕組みが良いのかな、と考えています。 小さいところから積み上げていくとなりますと、今農協が行っている住民懇談会を積み上げていく方法が良いのではと思っています。そこに人が集まるか集まらないかは、懇談会の作り方だと思います。 |
委員 | 自分の所の区長も若い人の意見を聞くなど努力はしています。それが即、要望につながるかといえば難しいところですが、努力はしています。 |
委員 | 地域委員の分科会ではハード面とソフト面があり、さまざまな要望が出た中で順番つけて、9月の予算付けまでに支所に提出し、予算がついたらその回答が来ていました。ただ実感として、地域委員会というのは「話はするが実行できない」ものだと思っています。 |
委員長 | 予算につながる場はありますか? |
委員 | 例えばもみじまつりのような、一度行事を行うとずっと続けないといけないという傾向があるので、なかなか新しい事業に挑戦できないという思いがあります。 |
委員長 | 予算は有限なので、どう使うか精査していけないといけない。その関わり方等について考えていく必要があります。 |
地域振興戦略部担当課長 | 他の地域でも、地域委員会の成果がなかなか見えてこないという意見をたくさんいただいています。実際、地域委員会で検討された意見について、どれくらいの予算の影響があるのかと聞かれました。 それで自分なりに計算してみたところ、実は事業のきっかけとして、かなりの予算に影響を与えています。ただ、目に見える形でないのも事実であり、そのことは市として反省することだと考えてます。 また、行政として「何を聞きたいか」を明確にしないと意味がないということを感じました。 「ワンチーム」という話も印象に残っています。確かに一体感を強化することも大切ですが、一方で、せっかく11の違った地域が集まっているので、それぞれの特色を生かす方法も大切ではないかと思います。 女性や若者の意見も大切という意見も、重要な要素と思います。ただ、他の地域で私は「高齢者の意見や知恵も大切だ」と意見させていただきました。これからは年長者の経験や知恵も活用していかないといけない時代になっています。 |
委員長 | 皆様、ご意見をありがとうございました。 本日いただいた意見や、他の地域委員会の意見を合わせて、議論を深めるためのたたき台ができると思います。次の会議では、そのたたき台を基に、改めてご意見をいただくようになると思いますので、よろしくお願いします。 |
(2)令和2年度 地域の宝事業について | |
委員長 | 続きまして、(2)「令和2年度地域の宝磨き上げ事業について」、事務局から説明をお願いします。 |
事務局 | 資料説明(省略) |
委員長 | 事務局の説明について、質問はありますか。 |
委員 | お土産は完売しましたか。 |
事務局 | 完売しました。 |
委員 | テナント料とか考えると、もみじ園の指定管理者に名乗り出る業者はいましたか。 |
事務局 | 2件の業者がプロポーザルに名乗り出ました。 |
委員 | まちづくり協議会の構成員は、どのような人たちですか。 |
委員 | (構成員の一人から説明) |
委員 | まちづくり協議会の活動が広まっていくと越路地域が良くなるので頑張ってほしいと思います。 |
【4. その他】 | |
委員長 | それでは「4. その他」で事務局からありますか。 |
事務局 | ありません。 |
委員 | 私の方から一つ。 文化財指定となった鉄橋について、今後、市で何かするという動きはありますか? |
事務局 | 特に予定はありません。 |
委員長 | 本日は貴重なご意見ありがとうございました。 次回の会議ですが、本日いただいた「今後のまちづくりの提案」「広聴のあり方」の意見をまとめ、来年の2月か3月頃に改めてご検討いただき機会を設ける予定ですので、よろしくお願いします。 本日はありがとうございました。 |
【5. 閉会】 | |
(省略) |
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