「ハワイに住む日系人の戦争体験」をテーマにした市民向けの公開講座を、ミライエ長岡で開催しました。
この講座は、姉妹都市・ホノルル市との平和交流事業の一環。ハワイ日米協会理事の浅沼正和さんを講師に招き、終戦80年 を迎えるこの機会に実施しました。
浅沼さんは、太平洋戦争が起こった時代にハワイ在住の多くの日系人が「敵性外国人」とみなされながらも米兵として戦った事実に言及。「日本に留学していた兄弟を尋問した兵士もいた。非常につらい思いをしたのではないか」と語りました。
聴講した新潟県立大学4年・永井成(なる)さんは「当時の日系人は自己のアイデンティティーに苦悩したと思う。今回の話を整理して、日系人と戦争をテーマにした卒業論文の執筆に役立てたい」と話しました。
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