除雪作業中の事故防止や担い手不足の解消のため開発を進めている無人除雪機。試作機のお披露目会を、ながおか新産業創造センターで行いました。公開したのは、長岡鉄工業青年研究会が開発した屋根用と、ながおかメイカーズ・クラブの玄関先用の2台です。
屋根用は、前方にスクリュー型の機材を搭載し、硬くなった雪も粉砕します。今年度は平地と傾斜面で動作確認を行い、来年度以降に屋根上で実験を行います。
玄関先用は、三角コーンで囲んだ範囲の雪を自動運転で外に押し出します。機械上部にはAIカメラを載せ、人を検知すると運転が止まる安全機能も備えています。開発を行う水藤裕太さんは「昨年末に試作機の動画をSNSに投稿したところ大きな反響があり、注目される分野だと改めて認識した。今後は雪を押し出すブレードの可動域を広げるなど、実用化に向けて改良を進めたい」と力強く話しました。
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