（株）太陽メディケアサービスが運営する介護付きホームメッツ長岡が、介護職員の働きやすい職場環境づくりで、厚生労働大臣表彰優良賞を受賞しました。短時間かつ介護士の資格や経験がなくても働ける「サポーター制度」の取り組みが評価されました。
　「サポーター」とは、食事配膳・入浴介助・居室清掃・レクリエーションのそれぞれの業務に特化したスタッフのこと。一時的に多くの人手が必要になる食事の配膳や毎日のレクリエーションの企画などをサポーターが担うことで、介護士の負担軽減につながっています。
　サポーターは2時間勤務を基本とし、自分の都合に合わせて働く日を決めることができます。募集のために開催した説明会には、延べ約100人が参加。子育て世代や60～70代のシルバー世代、学生など幅広い世代から応募があり、現在は同法人が運営する4施設で約50人が登録されています。サポーターとして働いたことをきっかけに、介護士の資格をとりたいという声も上がっているそうです。
　市長に受賞の報告をした専務取締役事業本部長の小林和徳さんは「これまで介護士や介護助手を募集しても人が集まらなかった。業務を細分化し、サポーターとして募集をしたことで介護施設の仕事に関心を持ってもらえ、地域の人材の掘り起こしにつながった」と話しました。