昭和20年8月1日の長岡空襲で犠牲となった1,486人の尊い命をしのび、戦争の悲劇と平和への想いを次世代へ語り継ぐために、長岡戦災資料館で長岡空襲殉難者追慕の集いを開催しました。
遺族や市民、市内中学生など100人が来場。殉難者に黙とうをささげました。
8歳で空襲に遭い、父と姉を亡くされた番場直子さんが体験談を語りました。
父がいざというときのために必要品を備えたり、家族で避難訓練をしたりしていたこと、空襲から逃げた夜の記憶、翌日から家族を探し回ったこと、その後の出来事を語り、「我が家は戦争のために人生が変わりました。戦争は絶対に忘れてはなりません。絶対にしてはならないことです」と力強く訴えました。
戦後70年の昨年8月16日に、米国ハワイ真珠湾での「平和友好記念式典」で歌声を披露した長岡少年少女合唱団が、今年長岡まつり大花火大会で打ち上げる米百俵花火「尺玉100連発」のBGMとなる沢田知可子さんの「空を見上げてごらん」などを合唱。最後は「ふるさと」を来場者全員で歌いました。
長岡戦災資料館では長岡空襲の真実を伝えるため、焼失状況を記した地図と長岡空襲殉難者の遺影の展示を開始しました。8月31日までご覧いただけます。
空襲の翌年には、慰霊と復興の願いを込め長岡まつりの前身となる「長岡復興祭」が開催されました。今年の長岡まつりは長岡復興祭から70年を記念して行います。(T)
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