3月8日午後8時30分(日本時間の3月9日午後3時30分)、ホノルル・ワイキキビーチの夜空に今年も長岡花火が打ち上がりました(写真は「天地人花火」)。両国の戦没者の慰霊と世界の恒久平和への願う約1,400発の花火です。
平成24(2012)年に長岡市とホノルル市が姉妹都市となってから毎年打ち上げ続けたことが、着実にホノルル市民の共感を呼び、ホノルル市の企業などの協賛もあって、今年4回目の打ち上げが実現しました。
打ち上げ場所のワイキキビーチには、世界中から大勢の観光客やホノルル市民が、長岡花火を鑑賞するために集まりました。ホテルのバルコニーから身を乗り出す人の姿も。地元のFMラジオによる長岡花火の紹介、花火に合わせて音楽が流れるのも、もはや定着。長岡花火はホノルルフェスティバル最終日の名物になっているようです。(写真はラジオ出演する森市長)
冒頭は「白菊」。真珠湾攻撃の犠牲者のため、長岡空襲の犠牲者のため、そして、日米友好と世界の恒久平和を願って、3発の白菊が打ち上げられました。
続いて約13分間ノンストップで打ち上げ。長岡花火は観客を魅了し、ワイキキビーチは、拍手と大歓声に包まれました(写真は「フェニックス花火」BGMは平原綾香さんの「Jupiter」)。
打ち上げを見届けた森市長は「大観衆の歓声がうれしかった。長岡花火に込めた慰霊と平和への願いが十分に伝わったと思います。8月の真珠湾での花火打ち上げに向けて、良いスタートを切ることができました」と感想を述べました。
実は、打ち上げ前はワイキキ上空をあやしい雲が覆い、風も強く、花火の打ち上げが危ぶまれたほど。しかしながら打ち上げ直前には風も収まり、打ち上げは大成功に。世界一の長岡花火を世界中の人に見てもらえたことは長岡市民の誇りです。(W)
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