最終更新日 2016年4月1日
2013年8月30日
明後日、9月1日発行の市政だより9月号で、新連載がスタートします。
題して「知ってる!?ながおかモン」。
世界に誇る優れた製品・技術が数多くある、長岡のものづくり企業。国内外でトップシェアを誇る製品、たくさんの人が知っている身近な商品なのに長岡で作っていることを知らない商品などなど。
このスゴさを市民のみなさんに知ってほしくて、1年間にわたって紹介することにしました。
第1回は、長岡地域の新陽にある、株式会社片山抜型製作所のメタルの抜き型。先日、研究開発課の課長、日根哲(ひね あきら)さんにお話を伺いました。
日ごろ私たちが手にすることが多い、缶ビールやお菓子、たばこ、ラップなどのさまざまな紙箱。これらを印刷会社が製造するのに必要なのが抜き型です。
同社は抜き型の先駆者的存在で、国内トップシェアを誇ります。他社ではできない複雑で難しい形状の型を製造したり、長岡技術科学大学と連携して商品開発に取り組んだりと実に勢力的なんです。
市のフロンティアチャレンジ補助金などを活用して研究開発を重ねた抜き型は、国内で同じものを作れるところはなく、印刷会社のみならず有名メーカーからも高評価を得ています。メーカーと直接やりとりすることもあるそうで、絶対的な信頼感を得て、さらに意欲的な製品開発につながっていると感じました。
日根さんは「型そのものはなかなか目にする機会はないと思いますが、紙箱はどこでも目にすることができます。作りが変わっているものや面白いデザインがいっぱいあるので、使い終わったら箱を展開してください。見比べると面白いですよ。私たちも職業病でちょっと変わった箱があるとつい買ってしまって…」と最後に話してくれました。
抜き型は実に奥が深い。取材するまで知らなかった工夫やこだわり、いろいろとお話を聞くことができました。
というわけで、これから1年間、「えっ、これを作っていたのは長岡のあの会社だったの。知らなかった」とみなさんに言わせる話をお伝えしていきます!
「メタルの抜き型」。詳しくは市政だより9月号裏表紙をご覧ください。(M)
2013年8月28日
50の市民活動団体などが一堂に会し、日ごろの活動を市民に発表する市民活動フェスタを9月6日(金)〜8日(日)にアオーレ長岡で開催します。開催を目前に最後の実行委員会を行いました。
市民に団体の活動を知ってもらい、一緒になって楽しめるイベントを念頭に約3カ月間、何度も議論を重ねてきた実行委員のみなさん。この日は、事業内容や会場レイアウトなど、全体の最終確認をしました。
会議の後は、当日への意気込みとたくさんの市民に参加してほしいという思いを込めて、「アオ〜レ!」の掛け声で元気にガッツポーズ。
当日は太極拳やロボコンなどのさまざまな活動の体験コーナーをはじめ、ダンスや音楽などのステージ発表のほか、阿木燿子さんのトークショーなど、楽しいイベントが盛りだくさんです。ぜひ会場へ足をお運びください(詳しくはこちら)。(Su)
2013年8月21日
中学生から進路についての考えを深めてもらおうと、市が進める「熱中!感動!夢づくり教育」の新規事業「ながおかハイスクールガイダンス」を開催。アオーレ長岡に市内の中学生約1,100人が集まりました。
アリーナには市内や近隣の高校、高専など19校の学校紹介ブースが並んだほか、8校が体験ブースを設置。
各校の紹介ブースでは、長岡大手高校が“大手体操”をしたり、
中越高校が吹奏楽の演奏を聴かせたり、いろいろな方法で学校を紹介。
体験ブースでは、長岡工業高校の化学実験や、
長岡農業高校のフラワーアレンジメント体験、
長岡商業高校の速記体験などなど。
長岡商業高校速記部は全国大会で春・夏とも個人の部で1位2位独占、団体では春優勝、夏は準優勝という日本トップクラス。多くの中学生がその実力に直接触れました。
先輩と楽しく話をしたりいろんな体験をしたり、中学生にとってとても貴重な1日になったと思います。ぜひ、今日の経験をこれからの自分の進路、夢の実現のために役立ててください。(I)
2013年8月20日
オランダで開催された「世界バトントワーリング連合インターナショナルカップ」に出場したY’sバトンスタジオの2人が、コーチの上杉栄美さんとその結果報告に森市長を訪れました。
結果はなんと、アーティスティックペア・ジュニアの部で堂々の6位入賞!初めての世界の舞台にとても緊張したようですが、とにかく楽しめるように心掛けたとのこと。
中学2年生の倉内美紅さん(右)は、大会直前に右手の親指を骨折してしまい棄権も覚悟したそう。「出場できたことがうれしい。トレーナーや周りのみなさんのおかげです」と感謝の気持ちを述べました。
同じく中学2年生の恩田梨央さんは「世界の舞台は独特の雰囲気。でも、そこで演技する喜びを感じました。またあの舞台に立ちたいです」と意気込みを語ってくれました。
次の世界大会は2年後のカナダ。2人はまだジュニアの部での出場となります。今回最年少での6位入賞だっただけに、また“長岡から世界へ” 羽ばたくことを期待しています!(I)
2013年8月18日
市政だよりの人気コーナー「ほっとフォト」のページを一緒に作っている市民リポーターが取材した地域の話題をご紹介。遠藤リポーターから届いたのは寺泊水族博物館の水生生物探索会の様子です。
朝9時、タモ網をもった親子約20人が水族博物館前に集合し、さっそく水族博物館脇の海へ。
防波堤の下や砂浜などいろいろな場所で、水中眼鏡を使って潜ったりしながら、生き物たちを捕まえました。
取れた生き物のことなどを水族博物館の職員が解説すると、夏休みの自由研究にするため熱心にメモを取る子も。
この日は魚、貝、ヤドカリ、タツノオトシゴ、カニなど20種類以上の生き物が見つかりましたが、最近取れる生き物たちが変わってきているそうです。特にガザミ(ワタリガニ)は、南方系のタイワンガザミが増えてきているとか。地球温暖化のためでしょうか?
参加した子どもたちからは「魚はあまり取れなかったけど、エビがたくさん取れてよかった」などの感想のほか「今度はもっと頑張る」と次回の参加にも意欲満々。大人気の探索会は、秋に「浜歩き」を予定しているそうです。お子さんと一緒にいかがですか?
以上、遠藤リポーターからの報告でした。
自然を体験する貴重な機会になりますね。秋の「浜歩き」に子どもを連れて行ってみようかな。(I)
2013年8月16日
三島まつりと言えば、全日本丸太早切選手権大会。地域特産ののこぎりを使い2人1組で杉の丸太を切り落とすという、力自慢もうなる熱い競技です。
通常の丸太が直径約30cmというのも十分太いと思いますが、一般の部の決勝で使う丸太は直径なんと約70cm!
決勝では、昨年優勝し2連覇を目指すペアと、初優勝を目指す挑戦者のペアが出場しました。
大声援の中、息を合わせ必死にのこぎりをひきます。先に切り落としたのは昨年の優勝ペア。2連覇おめでとうございます!
優勝したペアには、米やみそ、地酒など、三島のおいしいものがどっさり贈られました。
ステージではフラダンスや太鼓の演奏、よさこい踊りの披露が会場を盛り上げます。
そしていよいよミ・アモーレ・ライブが幕開け。宇崎竜童さんが熱唱します。
曲に合わせて手拍子や輪唱で、会場がすぐに一体に。「三島ってとこはノリがいいね」と宇崎さん。熱いアンコールにも応え、会場を感動の渦に包みました。
三島まつりの夜と言えば竹灯籠のライトアップです。点灯式に宇崎さんと阿木燿子さんも出席。
竹灯籠に火がともされると、会場は昼間の“熱さ”から一変。幻想的に映し出され、夜空には色とりどりの花火が打ち上がりました。(T)
2013年8月12日
昨年4月のオープンから1年で152万人が訪れたアオーレ長岡。そこに込められた願いと長岡の魅力が存分に詰まった書籍2冊が完成しました。
8月2日、装丁を担当したコミュニケーションディレクター・森本千絵さんと森市長によって初お披露目。
一冊はアオーレに深く関わる3人、建築家・隈研吾さん、写真家・藤井保さん、森本千絵さんが、アオーレと長岡の人々を独自の切り口で表現した「aore」。森本さんは「アオーレは市役所と市民が使う場所などが溶け合っている空間。この本も建築、デザイン、写真が境界線なく一つにまとまりました」とコメント。
もう一冊は「アオーレで、会おうれ。〜長岡市の挑戦〜」。アオーレという全国的にも珍しい公共空間の発案から完成、そして現在に至るまでを、担当した市職員や関係者が書き下ろしました。
2冊とも8月12日(月)から、アオーレ長岡1階「市役所なんでも窓口」で発売開始。全国の書店では14日(水)から発売されます。みなさんもぜひご覧ください。(I)
※詳しくはこちらのチラシ(PDF)、市政だより8月号裏表紙へ
2013年8月9日
空襲により悲惨な体験をした長岡。原爆投下により、同じく大きな戦災を被った広島。二つの戦災の地から、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるヒロシマ原爆展を、明日から14日(水)までアオーレ長岡で開催します。
市民交流ホールAでは、原爆被災写真やパネル、被爆資料などを展示。
ホワイエでは、長岡空襲の被災写真などを展示します。
市民交流ホールDでは10日(土)・11日(日)、広島の原爆被爆者や長岡空襲体験者が、平和への祈りを込めてご自身の体験を語ります(長岡空襲体験者の話は11日のみ)。
長岡空襲から68年。平和の大切さを考え、これからも守り続けていくため、ぜひご来場ください。(T)
2013年8月7日
アオーレ長岡で9月22日(日)に開催する「AORE Mi Amore NAGOKA(アオーレ ミ アモーレ ナガオカ)〜長岡人(ながおかびと)の心意気〜」に先駆け、グリーンヒル長岡ゴルフ倶楽部(柿町)でプレライブイベントを開催しました。
プレライブには、長岡・中之島・与板・川口地域の芸能団体が登場。
始めに与板民謡たちばな会が、踊りと演奏を披露しました。
川口地域からは和南津(わなづ)花笠甚句保存会のみなさん。市の文化財にも指定されている踊りです。
中之島地域のすいれんのみなさんは、躍動感たっぷりによさこいの演舞。
日が落ちて暗くなり、いよいよ宇崎竜童さんが登場。観客から歓声と拍手が沸き起こります。「アオーレ長岡で9月22日に開催するイベントに向けて、各地域でムーブメントを起こし、長岡でしかできないようなものをみなさんと一緒につくっていきたい」と宇崎さん。
ライトを浴びてギターの弾き語る姿は、まさに圧巻。
観客の手拍子の中で、宇崎さんの歌声とギターが響き渡ります。
いつしか会場全体が一つに。約1時間の単独ライブはあっという間でした。
プレイベントで踊りを発表したみなさんからは「感動しました。前に自分が踊ったことを忘れてしまうくらいです」と感想。次回のプレイベントは8月16日(金)の三島まつりで。出演する人からは「私たちもみなさんに感動してもらえるよう頑張ります」と意気込みを語っていました。
いよいよ本格的に始動したミアモーレライブ。今後も各地でプレライブを行います(詳細はこちら)。(T)
2013年8月7日
7月29日からの豪雨災害では、市内各地で多くの被害を受けました。土石流により大きな被害を受けた乙吉町では、道路が応急的に通行できるようになり、少しずつ復旧作業が進んでいます。
復旧作業には、今日まで延べ1,500人を超える多くのボランティアが参加。しかし、床下に入った土砂を取り除く作業は、人の手だけではなかなか思うように進みませんでした。
そこで市は、土石流により住宅の床下に流入した土砂を特殊な機械で排出した経費の半額を補助することとしました。この車は、下水道や側溝の泥などを排出するための特殊な“超強力吸引車”です。
床下までホースを伸ばし、
狭い床下に入り土砂を集めて吸い取ります。スコップでかき出す作業よりもはるかに効率的です。
復旧にはまだまだ時間がかかります。市では引き続き、被災された方々へさまざまな支援を行っていきます。(I)
2013年8月4日
がれきの焼却をきっかけに交流が生まれた岩手県大槌町から、小学3〜5年生16人を長岡に招待しました。
3日の夕方、長岡駅に到着しそのままアオーレ長岡へ。森市長と面会し、お土産に大槌町の銘菓「めかぶカステラ」を持ってきてくれました。
夜は陸上競技場で長岡花火を観覧。「音が大きくてびっくりした」「こんなにスゴイ花火は初めて」など満喫してくれたみたい。
4日は栃尾地域へ。まずは栃尾フィッシングパークでニジマスのつかみ取りに挑戦。最初は逃げられてばかりでしたが、すぐにコツをつかんで何匹も捕まえていました。
捕まえたニジマスをすぐ焼いてもらうと、みんなあっという間にペロリ。いっぱい動いて、おなかがすいていたんですね。
そして、東谷小学校の1〜6年生24人と合流し、道院高原でバーベキュー。お互い最初は緊張してなかなか話もできませんでしたが、少しずつ打ち解けていきました。
食後は一緒にバッタやカマキリを捕まえ、すっかり仲良しに。
続いて、大槌町のみんなが泊まるホテルでレクリエーション。2日間の感想を聞くと、みんな口をそろえて「とっても楽しかった!」と笑顔を見せてくれました。
大槌町はまだまだ仮設住宅で暮らす人も多く、学校が仮設校舎のところも。1日も早い町の復興、子どもたちの心の復興を願い、これからも長岡市は大槌町への支援を続けていきます。(I)
2013年8月3日
7月29日からの豪雨災害の被害状況と現地の対応状況などを把握するために、政府調査団が長岡市を訪れました。
調査団は、長島忠美農林水産大臣政務官を団長とした、国土交通省や内閣府の政策統括官ら8人。土砂崩れにより死傷者が出た寺泊山田地区や栃尾地域の森上地区の現場、町内の多くの世帯で浸水被害のあった長岡地域の乙吉町を視察しました。
同行した森市長は視察後、激甚災害と同程度の財政支援を早期に求める「緊急要望書」を長島団長に手渡しました。
長島団長は「生活に大きな影響を及ぼしていることが分かりました。手厚い支援をしたい」と話しました。(M)
2013年8月3日
大花火大会2日目。49万人もの観客が集まりました。
今日は、東日本大震災のがれきの受け入れにより深い絆が生まれた岩手県大槌町の小学生16人を招待。震災からの心の復興を応援します。
2日目の天地人花火は、オリジナルテーマ曲「愛と勇気を」(池端信宏さん作曲)に合わせて夜空を彩りました。
次々と変わる場面展開に圧倒されっぱなし。
9カ所から上がった復興祈願花火フェニックス。
平原綾香さんの歌う「ジュピター」に合わせて、復興への想いを乗せた不死鳥が羽ばたきました。
長岡花火のシンボル、正三尺玉。1発目は信濃川に架かる全長650メートルの大瀑布・ナイアガラとのコラボレーションです。
長岡から世界へ、平和の心を伝える花火「この空の花」。
本当に夜空に花が咲いたようです。
数カ所から同時に打ち上げられる超大型ミラクルスターマイン。立体感あふれる、“ミラクル”な花火。
そして、クライマックスは尺玉100発。8カ所からの打ち上げは迫力満点です。
今年の人出は2日間で96万人。週末の開催とあって、例年よりも大勢の観客が集まりました。混雑を予想し安全対策を強化していましたが、みなさんのご協力により無事に終了することができました。大変ありがとうございました。
そして大花火大会の翌日は、大勢のみなさんがボランティアで河川敷の清掃を行っています(写真は今朝6時の河川敷)。小・中学生も早起きして大勢参加しました。みなさんのご協力あってこその大花火大会。また来年もよろしくお願いします。(T)
2013年8月3日
長岡まつり2日目の昼行事。子どもたちで大にぎわいでした。
三島丸太早切り体験コーナーでは、「よいしょ!よいしょ!」の掛け声で太い丸太に挑みました。「難しかったけど楽しかった」などの感想も。
さまざまな形の角材やどんぐりなどの木の実を使って動物を作るコーナー。「これはピンクのウサギさんだよ」と真剣に色を塗ります。
昔のおもちゃ作りが体験できるコーナーでは風車や竹とんぼなどの作り方を達人に教わりました。珍しいおもちゃに子どもたちは夢中。
プールに入って錦鯉稚魚をつかまえるコーナー。狙いを定めたら「そ〜っと、そ〜っと」近づきます。
かっこいいところを見せるため、目指すはパーフェクトの輪投げ。よ〜く狙って「えいっ!」
演奏者と演技者の息の合った希望が丘保育園のマーチングバンド。最後はかっこいいポーズで決めました。
大人気のヒーローショーのほか、金魚すくいやウォーターガンなど、子どもたちが喜ぶイベントが盛りだくさん。
夏の暑さを吹き飛ばすくらい、子どもたちが元気いっぱいの昼行事でした。(Su)
2013年8月2日
集中豪雨により市内で大きな被害が発生し、一時は開催が危ぶまれた大花火大会。長岡空襲で亡くなられた方の慰霊と復興、平和への祈りに加え、水害で亡くなられた方の追悼の想いも込めて開催しました。集まった観客は約47万人です。
冒頭に、水害で亡くなった方の冥福を祈り、観客全員で黙とうをささげました。
そして、亡くなられた方の追悼、空襲殉難者の慰霊と平和への祈りを込め、白菊を3発打ち上げました。
オープニングは、池端信宏さん作曲の「ビギニング・オブ・ザ・ワールド」に乗せて、大手大橋のナイアガラと超大型スターマイン。
新しい感動を期待させる花火です。
6年目を迎えた天地人花火。大河ドラマ「天地人」のオープニングテーマ曲に合わせた約3分間の時代絵巻。
大迫力で、色とりどりに咲く大輪の花々、次々と変わる絵巻には圧倒されます。
5色のスターマインが一斉に打ち上げられた超大型ワイドスターマイン。水面に映る姿が美しさをいっそう際立たせます。
今年は長生橋から長岡大橋間の9カ所から上がった復興祈願花火フェニックス。ワイドに打ち上げられる尺玉の連発に圧倒されます。
今年もまた、復興への想いを乗せた不死鳥が、長岡の夜空を大きく羽ばたきました。
そして、長岡花火の魂、正三尺玉。その偉大さは心にジーンと染み入ります。
直径650メートルの大輪に見とれ、ほんのしばしの静寂のあと、大歓声が沸き起こりました。
昨年に続き2年目となった、花火「この空の花」。
映画の持つ世界観が見事に表現され、昨年よりとまた一味違う仕上がりに。その豪華できらびやかなさまに観客は拍手喝采。
白一色の超大型ミラクルスターマイン。天地人や花火「この空の花」に負けない大迫力です。
クライマックスは、尺玉百連発。たたみかけるような花火の連打に観客は大歓声です。
花火師さんの熱い想いとともに、進化を続ける長岡花火。そして、災害に屈せず、勇気を持って立ち向かう元気を与えてくれる長岡花火。市民や全国からの観客のみなさんと一緒に空を見上げて、想いを共有できる花火は本当に長岡の誇りです。
大花火大会は、明日3日も午後7時15分から開催する予定です。2日と同じプログラムで名物花火の数々が打ち上げられます。(M)
2013年8月2日
さぁ、長岡まつりの開幕です。2日の昼行事は大手通りやアオーレ長岡を会場に元気いっぱいなステージやイベントが盛りだくさんで行われました。
オープニングを飾るのは長岡市消防音楽隊によるドリル演奏。高らかに演奏しながら大手通りを行進しました。
こちらはサマーミュージックフェスティバルに出演した富曽亀小学校。昨日までの大雨に負けないくらい、元気いっぱいな演奏が会場いっぱいに響き渡りました。
中越高校生とワセダクラブの子どもたちのチアリーディングの披露。とびっきりの笑顔と息の合った演技に沿道からは拍手喝采でした。
大手通りでは、長岡発祥の消雪パイプを使った打ち水大作戦も実施しました。子どもたちは「冷たくて気持ち良い〜!」と“涼”のプレゼントに大喜び。
アオーレ長岡のナカドマでは、長岡鳶工業協同組合による梯子乗りも行われ、命綱なしのアクロバット演技に観客から大歓声が上がりました。
さぁ、大花火大会がいよいよ始まります。今年で9回目となる復興祈願花火フェニックスは、2日・3日ともに午後8時20分から。平和への祈りやみなさんの想いと共に空高く打ち上がります。(O)
2013年8月2日
7月29日から8月1日の集中豪雨で、長岡市は大きな被害を受けました。住宅被害や土砂崩れ、道路・農地の冠水など被害の全容がわかってきました。
市はこの支援策として、生活再建支援金の交付や農業用施設の災害復旧経費の助成など、総額30億円の災害復旧・被災者支援事業(詳しくはこちら)を実施します。
今夜の大花火大会を前に森市長は記者会見し、「この支援策をお伝えすることで、少しでも早く被災したみなさんに安心してもらいたい。長岡市全員で応援するから“頑張ろう”というメッセージを送りたい」と語りました。(M)
2013年8月1日
慰霊と復興、平和への祈りを込めるとともに、このたびの水害で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、長岡まつり「前夜祭」を開催しました。会場は大手通り周辺とアオーレ長岡です。
オープニングは勇壮な太鼓。姉妹都市のアメリカ・フォートワースから「どんどこ太鼓」も駆け付け、悠久太鼓連合会による百人太鼓が会場を盛り上げました。
今年は、福島県いわき市からフラガールOG主宰「ハーラウ ラウラーナニ」が登場。激しく華麗な踊りに会場からは大歓声が上がりました。
フェニックスビジョンでは長岡空襲の歴史をVTRで紹介しました。
大民踊流しの前には、水害で亡くなられた方のご冥福を祈り、会場全員で黙とうを行いました。
51団体約4,800人の踊り手が参加した大民踊流し。長岡甚句と大花火音頭をこんなにも多くの人が一緒に踊り、観客のみなさんも口ずさみ、会場が一つになりました。
トリを飾る越後長岡神輿渡御(みこしとぎょ)には、26団体約3,000人の担ぎ手が登場。神輿のリズムと「ソイヤ!」の掛け声で会場の熱気は最高潮になり、災害に負けないチカラを感じました。
そして午後10時30分。長岡空襲の始まった時刻に合わせて、市内の寺院で慰霊の鐘が鳴り響く中、白1色の尺玉花火「白菊」を打ち上げました。今年は4発。空襲で亡くなられた方々の慰霊、復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願い、そして、このたびの水害で亡くなられた方の冥福を祈る想いが込められています。(I)
2013年8月1日
昭和20年8月1日の長岡空襲から68年。今年も慰霊と平和への願いを込めた行事を市内各所で行いました。
午前6時から平潟神社で行った「戦災殉難者慰霊祭」。大雨の影響により、会場を戦災殉難者慰霊塔の前から社殿の中に変更し実施しました。遺族や関係者などが、空襲で亡くなった1,484人の冥福を祈りました。
そして、午前7時からは「戦災殉難者墓前法要」。昌福寺(四郎丸4)で、戦争で亡くなった方の早朝墓前供養を行いました。
午前8時からは、毎年平和の森公園で行っている「非核平和都市宣言市民の集い」を表町小学校に変更し開催。小・中学生を含む約500人の市民が献花台に花をたむけ、黙とうを捧げました。広島平和祈念式典に出席する中学生に平和の折り鶴が託され、中学生が平和の誓いを述べました。
アオーレ長岡では、長岡空襲で失われた尊い命を悼むため市民献花台を設置し、「鎮魂たむけの花」を行っています。3日(土)の午後5時まで花を用意していますので、ぜひお立ち寄りください。
午後1時30分からは、同じくアオーレ長岡で「ながおか平和フォーラム」を開催しました。まず、広島原爆被災者の中西巖さんが「二度とあってはならないヒロシマ原爆の実相」と題して講演。自身の被災体験から痛感した戦争の悲惨さを語りました。
次に、広島原爆被災者と市内の広島派遣中学生がディスカッション。「対話をし理解し合うこと」「戦争のことを学び続けること」など、“平和のバトン”をつなぐために何が必要かを語り合いました。
午後7時からは「柿川灯籠流し」。戦災殉難者数と同じ1,484個の灯籠に、慰霊と平和への願いを込めました。(T)
このページの担当