最終更新日 2013年4月23日
4月22日、アオーレ長岡において市町村の実務担当者を対象にした『気象に関する研修会』を開催しました。研修会は、市町村による原子力安全対策に関する研究会の主催で、新潟地方気象台から専門家を講師に招き行われました。
市町村研究会は、昨年11月に取りまとめた「実効性のある避難計画(暫定版)」の中で、福島の教訓を生かし、『風向きを考慮した避難』を打ち出しています。研修会は、実効性のある避難計画の実現に向けた取組みの一環です。
研修会には、市町村や国県の実務担当者約60人が参加。第一部(講義)で、風とはそもそも一体何なのかといった気象の基礎知識を教わった後、第二部(演習)では、実際にパソコンを使って、気象庁の防災情報提供システムからの気象情報の入手方法について訓練しました。演習はクイズ形式で行われ、上空の風向きを知る方法や、配られた天気図から風向きと天気などを予想しました。
風向きに対して直角方向に避難することで、①放射性物質と距離を置くことや、②避難時間の短縮に繋がることから、いざというときの気象情報の活用について、引き続き検討してまいります。
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