最終更新日 2021年11月29日
越路地域と川口地域の住民が、県の原子力防災訓練に参加し、魚沼市へ一時移転する訓練を行いました。実際の避難先までの広域避難を行う訓練は初めてです。
訓練では、まず情報伝達訓練を実施。県からの柏崎刈羽原子力発電所の事故発生の連絡を受け、電話配信サービスや原子力防災ホームページなどを通じて、住民に情報や指示を伝達。両地域の住民は自宅で、放射性物質から身を守る屋内退避訓練を行いました。
その後、各集落の代表者が両地域に2か所ずつ設置された一時集合場所に集まり、健康確認と、模擬の安定ヨウ素剤の緊急配布を受けた上で、バスで広域避難先の魚沼市に一時移転する訓練を実施しました。
一時移転訓練においては、避難所到着までの一連の流れを確認。魚沼市の月岡公園に設けられたスクリーニングポイントでの放射性物質による汚染状況を調べるスクリーニング・簡易除染訓練を経て、魚沼市旧堀之内庁舎の避難経由所と、広神体育センターの避難所での避難者受け入れ訓練を行いました。
参加した住民からは「原子力災害時の避難の流れを理解することができた」、「実際の災害時にスムーズに避難できるか心配」といった声が寄せられました。磯田市長は「より円滑で安全な避難ができるようにしっかりと考えていきたい」と述べました。
訓練の結果を活かし、今後も国や県、関係市町村との連携を深め、防災体制の強化に取り組んでいきます。
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