最終更新日 2024年7月2日
長岡市では、児童虐待の防止、早期発見・早期対応、再発防止のため、地域の関係する各機関が連携して虐待から子どもたちを守るために「長岡市要保護児童対策地域協議会」(児童虐待防止の地域ネットワーク)を設置しています。
地域の医療・保健・福祉・教育などの関係機関が連携し、地域ぐるみで子どもの笑顔と安全を守ります。
あなたの身の周りに、「もしかしたら、虐待を受けているのでは!?」「よくわからないけれど、ちょっと心配な親子…」など、と思われるような方はいらっしゃいませんか?
子どものサイン | 保護者のサイン |
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●衣服などが不潔 ●不自然な傷・あざ・火傷がある ●表情が乏しい ●攻撃的な行動が目立つ |
●子育てに疲れ、イライラして子どもにあたる ●子どもが怪我や病気でも受診させない ●相談相手や友人がなく、孤立している ●子どもとの関わりが乏しい |
当協議会では、児童虐待にかかわるご相談や通報をお受けします。秘密厳守、外部には漏れることはありません。匿名でも結構です。
少しでも気になることがありましたら、下記の連絡先に連絡をお願いします。もし、虐待でなかった場合も責任は問われません。あなたの勇気が、子どもだけでなく家族を救います。
長岡市要保護児童対策地域協議会(子ども家庭センター内)
相談日:月曜日~金曜日 8:30~17:15
児童虐待は大きく4つに分けられますが、これらが重複して起きていることが少なくありません。
身体的虐待
殴る、蹴る、叩く、投げ落とす、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさせる など
⇒初めは軽微な傷やけがでも、時間の経過に伴い虐待行為がエスカレートしていく危険性が高いため、発見時点での児童・生徒の安全及び継続的な安全の確保が重要です。
性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など
⇒児童・生徒の告白により発見された場合、対応には細心の注意が必要です。重篤な児童虐待であり、児童相談所の早急な対応が必要です。
ネグレクト
家に閉じ込める、食事を与えない、ひどく不潔にする、自動車の中に放置する、重い病気になっても病院に連れて行かない など
⇒他の虐待に比べ、親の子どもに対する困り感や関心などが少ないため、その介入については、地域の関係機関とともに息の長い支援が必要です。
心理的虐待
言葉による脅し、無視、きょうだい間での差別的扱い、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(ドメスティック・バイオレンス(DV)) など
⇒心理的虐待が単独で見られる場合には、他の虐待と比べて、保護者側の虐待に対する認知の改善や、支援が難しくなることが考えられます。
子どもの命が失われる痛ましい事件が続いております。その中には、保護者が「しつけ」と称して暴力・虐待を行い、死亡に至る等の重篤な結果につながるものもあります。
こうしたことを踏まえ、児童虐待防止法等を改正し、体罰が許されないものであることが法定化されます。(令和2年4月から施行されます)
これにより、厚生労働省が新たに規定される「体罰」の範囲やその禁止に関する考え方、体罰によらない子育ての推進策等を分かりやすく「体罰等によらない子育てのために」を作成しました。※詳細は、下記をクリックしてください。
なお、このとりまとめは、保護者を罰したり、追い込んだりすることが目的ではなく、体罰によらない子育てを社会全体で推進していくことを目的となります。
大切なお子さんをお預かりする学校・保育施設等では、お子さんの不自然な怪我や言動など心配な状況が見られた際には、お子さん自身や保護者の皆様から詳しくお話を聞かせていただきます。
状況によって、迅速に専門機関に情報提供することが法律(児童虐待防止法5・6条、児童福祉法25条)で定められています。
ついては、保護者の同意の有無に関わらず、情報提供をしたり、傷や痣の写真を撮らせていただく場合があります。
お子さんの心身を守るため、ご理解とご協力をお願いします。
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