商売繁盛の神様として、県内からそして全国各地から参拝者が絶えない神社です。太田川の上流で三方を山に囲まれた美しい地に建ち、神秘的なムードが漂っています。
ここに来て、まず圧倒されるのが118段の石段です。この石段を上ると、小規模な境内が現われます。
高龍神社の歴史は大正中期からと比較的新しいですが、信仰の歴史は古いといわれています。今から約600年前に、南朝の武将高野木(コウノギ)民部永張が戦いに敗れて都を落ち、会津に向かう途中で、龍神の住むという蓬平(ヨモギヒラ)に居着いたという言い伝えがあります。村人たちは何百年もの間、この高龍神社伝説を信仰してきたのだそうです。
高龍神社と言えば有名なのが白蛇ですが、これは御神体である龍の使いです。龍を祭っている奥の院と神社の中間点にある院には、実際に白蛇がいるといわれています。蛇は執念深い動物と言われているので、商売もこの蛇にあやかって粘り強くやれば成功するかもしれません。
高龍神社は、長岡の奥座敷「蓬平地区」にあります。地区内には、600年の歴史を有する蓬平温泉があり、泉質の違う3軒の宿は、いずれも美肌効果抜群のお湯です。