最終更新日 2023年7月24日
禁煙治療薬については、新型コロナ感染症蔓延における医療機関の業務増大や内服禁煙補助薬(チャンピックス錠)の出荷停止にともない、薬剤が出回っていない状況です。
禁煙治療薬での禁煙治療を御希望の場合は、事前に医療機関へ問い合わせてください。
禁煙外来での治療のスケジュール
禁煙外来ではおよそ次のようなスケジュールで治療が実施されます。(以下は保険治療の一例)。
※保険で認められている通院回数は、初診を含めて計5回、期間は約3か月です。
ニコチン依存スクリーニングテスト
設問内容 | はい [1点] |
いいえ [0点] |
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① 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くたばこを吸ってしまうことがありましたか。 | ||
② 禁煙や本数を減らそうと試みてできなかったことがありましたか。 | ||
③ 禁煙したり、本数を減らそうとしたときに、たばこがほしくてたまらなくなることがありましたか。 | ||
④ 禁煙したり、本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。 (イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) |
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⑤ ④でうかがった症状を消すために、またたばこを吸い始めることがありましたか。 | ||
⑥ 重い病気にかかったときに、たばこはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 | ||
⑦ たばこのために健康問題が起きていることがわかっていても吸うことがありましたか。 | ||
⑧ たばこのために精神的問題 注) が起きていることがわかっていても吸うことがありましたか。 | ||
⑨ 自分はたばこに依存していると感じることがありましたか。 | ||
⑩ たばこが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 | ||
合計 | 点 |
出典:厚生労働省健康局総務課生活習慣病対策室 策定「禁煙マニュアル」
注)禁煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態です。
禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではありません。
禁煙外来の保険適用の条件
①ニコチン依存症を診断するテスト(上図)で5点以上
②(35歳以上のみ)「一日の喫煙本数×喫煙年数」が200以上
③1ヵ月以内に禁煙したいと思っている
④医師から受けた禁煙治療の説明に同意する
※条件に当てはまらなくても、「禁煙したい!」という意志が大切です。まずは医師に相談しましょう。
禁煙外来開設状況
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