市発注工事に関する不祥事

第三者委員会を設置し
徹底した再発防止に取り組みます
【問】人事課TEL39・2201

市職員による不正行為について心よりお詫び申し上げます

　市発注の下水道工事の入札に関する情報を漏えいした容疑で１月18日、市職員が逮捕され、２月７日には別の下水道工事に関する情報漏えいの容疑で、特別職が逮捕されました。
　このような事態を招き、市民の皆様に多大なご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
　再発防止に向けて、２月25日に「職員倫理」、27日には「入札・契約制度」に関する、第三者のみによる検討委員会を設置しました。
　この委員会での提言に基づき、不正行為を根絶するという断固たる決意を持って、今後、二度とこのようなことが起きないよう、組織を挙げて取り組んでまいります。
長岡市長　磯田達伸

弁護士など第三者による委員会が
再発防止の提言をまとめます
　職員倫理と入札・契約制度それぞれの第三者委員会を立ち上げ、
５月末をめどに提言を受けて、徹底した再発防止に取り組みます。

●職員倫理に関する検討委員会（２月25日設置）
【検討の論点】
○職員倫理・行動指針の策定および活用・定着のための方策
○不正行為の発生防止に向けた方策
○利害関係者※および議員（秘書を含む）との関わり方のルールづくり
※利害関係者…許認可、補助金交付、立ち入り検査・監査・監察、契約などに関わる事業者や個人

【委員】
氏　名 職業など
◎高田健一 弁護士、元名古屋高等裁判所裁判長
　 青木　裕 ㈱北越銀行リスク統括部長
　 青栁由美子 長岡市教育委員会委員
　 小村　隆 弁護士
　 佐藤千尋 民事・家事調停委員、見附高校非常勤講師
（◎…委員長、※委員は五十音順、敬称略）


●入札・契約制度に　関する検討委員会
　 （２月27日設置）
【検討の論点】
○過去の入札および契約方法の検証
○公正かつ透明性のある入札・契約制度の構築

【委員】
氏　名 職業など
◎沢田克己 新潟大学法学部教授
　 鯉江康正 長岡大学副学長・教授
　 櫻井香子 弁護士、新潟大学法学部准教授
　 中村　崇 弁護士
　 並木純子 あすか中央税理士法人税理士・行政書士
（◎…委員長、※委員は五十音順、敬称略）



不正行為の再発防止に向けた暫定的な取り組み

第三者委員会で方針が示されるまでの間、
暫定措置として左記の取り組みを行います。

①職員倫理・行動指針（案）による取り組み
　利害関係者や議員（秘書を含む）との対応内容は記録して上司に報告する、利害関係者や議員などと連絡を取り合う際に携帯電話やスマートフォンの使用を禁止する、入札情報を厳重に管理する、などの具体的な禁止行為と留意事項を盛り込んだ指針（案）を全職員に周知徹底し、再発防止に取り組んでいます。

②組織の変更（４月１日付け）
○再発防止担当の理事職と課を新設
　職員の法令順守および倫理観の保持を徹底するため、理事級の「コンプライアンス推進監」を新たに設けます。
　さらに、業務の推進・調整などを行う「コンプライアンス課」を総務部に新設します。

○副市長を本部長とする　推進本部を設置
　水澤副市長を本部長とし、コンプライアンス推進監を統括管理者とする「長岡市コンプライアンス推進本部」を設置し、職員の法令順守および倫理観の保持を市役所全体で推進します。
○入札・契約制度改革の　部長を任命
　入札・契約制度の透明性の確保と情報漏えいの根絶のため、総務部に「入札・契約制度改革担当部長」を置きます。
○入札監視を強化
　監査委員の入札監視機能を強化するため、監査委員事務局に「入札監視担当班」を設置します。

③コンプライアンス相談窓口の設置
　「長岡市職員倫理・行動指針（案）」に違反する行為を発見した場合や職員倫理上の判断に迷った場合に、職員が通報・相談できる窓口を設置しました。

④研修や倫理ミーティングの実施
　職員の法令順守の意識向上を図るため、公共工事に関する部署の職員および特別職を含む幹部職員向けの研修を実施しました。３月中に、係長級以上の全職員向けにも行います。
　また、係単位で毎月行っている倫理ミーティングに加えて、特別職や幹部職員を含む全職員を対象にした特別倫理ミーティングを行います。
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