大手通坂之上町地区市街地再開発事業
着工に向け、進む準備

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「人づくり・学び・交流エリア」の3階メインフロアの模型画像
▲「人づくり・学び・交流エリア」の3階メインフロアの模型。緑とカフェを配置したくつろぎの空間です。
 設計を見た建築家の槇文彦さん(アオーレ長岡の設計コンペの審査委員長)は「至る所にヒューマンな空間が展開されている。市民に豊かな場所を提供し、かけがえのない市の財産になると信じます」と期待を寄せています。

 UR都市機構が施行する大手通坂之上町地区の市街地再開発事業「米百俵プレイス(仮称)」の整備が進んでいます。既存建物などの解体工事は来年3月末に終了予定。11月中にA2街区の工事業者の公募を開始し、来年度、A1、A2、C街区(下図)の建築工事に着手します。

人づくり・産業振興のエリアが具体の形に
 今月には、A2・B街区に入る市の「人づくり・学び・交流エリア」の実施設計が終了。空間のイメージが具体化します(上図)。人づくりと産業振興を基本方針に、誰もが新しいチャレンジの機会に出会える場を目指します。
 人づくりの土台となるまちなか図書館は、豊かな暮らし方や働き方を「本」でサポート。学校では学べない新しい学びや、中高生や大学生などが中心となって活動できる場を設け、時代の変化に対応する人材を育てます。
 産業振興では、先行実施しているNaDeC(ナデック) BASE(ベース)を中心に、学生や企業の多様な人材をつなぎ、新たな発想を誘発します。経営や起業の相談窓口も設置し、ビジネスの課題解決を支援します。


効果は市全域へ波及
将来のまちづくりの活力に

 これらの取り組みにより、教育・地域づくり・福祉・環境などあらゆる分野で新しい価値を創造し、まちなかから市全域に効果を波及させ、将来のまちの活性化につなげます。
 今後は、エリアの名称募集や、管理運営手法などを検討しながら開館準備を進めます。

再開発事業の全体図画像



大手通坂之上町地区
再開発Q&A
Q 子どもや若者向けの施設なの?
A すべての世代の人が気軽に集い、憩い、学び、
知ることができる施設です。
 市民が自由に利用・滞在できる屋内スペースが中心の施設です。3階のメインフロアは、図書館や、緑が多く開放感あふれる大空間。好きな居場所を見つけて、くつろげるリビングのような場所です。互尊文庫の自習室を継承した「サイレントルーム」もあります。

Q まちなか図書館にある本は?
A 日々の暮らしや仕事の新しい発見につながる本をそろえます。
 本のテーマを「くらす」「はたらく」「ひらめく」に分類。雑誌や新聞、電子書籍、Wi-Fi(ワイファイ)環境、タブレットも充実した環境で、知への探求心に応えます。企業や働く人向けの情報もそろっています。
A2街区3階に開設するまちなか図書館の模型画像
▲A2街区3階に開設するまちなか図書館の模型

Q 今までの施設とどこが違うの?
A 産学官金の交流や取り組みで、
将来の長岡を担う人と産業を育てる施設です。
 子どもの学びや若者の起業・創業を促すなど、さまざま分野において、新たな価値を生み出すための出会いや交流を誘発する講座などを行います。新たな人の集まりと、新しい価値の効果を市全域に波及させる施設を目指しています。

Q 再開発事業を進めているのは誰?
A UR都市機構が事業主体となり、権利者である
銀行、商工会議所、店舗経営者、市が一緒に進めています。
 設計や工事、さまざまな手続きは、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が施行者となり、権利者に代わって事業を行っています。

Q 整備のための事業費は?
A 国の交付金などを活用し、市の負担を最小限に抑えています。
 事業費は、民間事業者からの投資、国からの交付金、市の支出を合わせて総額263億円の予定です。(今後、変更となる場合があります。)

事業費の内訳画像
※1 施行者への補助金と市が整備するエリアの整備費を含む
※2 都市施設の整備のための貯蓄を活用
※3 国の財政支援を受けながら、長期的に返済

 なお、市の整備エリアは、互尊文庫、青少年文化センター、市民センターなど主にまちなかの老朽化した施設を統廃合し、整備するものです。維持管理費もこれらの施設の総額を超えないことを目標に計画しています。

取り壊しが進むA1・2街区画像
▲商工会議所(写真左)などの取り壊しが進むA1・2街区(10月20日、区域北西から撮影)

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