長岡花火は、平和を願ってあげる花火。
花火そのものが「平和へのメッセージ」であることから、
このプロジェクトは名づけられました。
ロゴマークがモチーフにするのは、「笑顔の輪」。
将来を担う若い世代のさまざまな交流を通して、
そして将来、長岡花火が平和の代名詞となって、
世界中に花火にこめられた想いが届いてほしい。
そんな願いを、こめています。
長岡花火にこめられた平和への願いを、
将来を担う若い世代が手を取りあって叶えていこう。
そんなメッセージをこめて。
2015年、姉妹都市であるホノルル市と長岡市は「長岡ホノルル平和交流記念事業」を行います。この取り組みをきっかけに、平和へのメッセージを発信しようと、長岡の子どもたちが「絵」と「体」で長岡花火を表現しました。
長岡造形大学の学生たちが描いた、ハワイ・ホノルル市の海の風景。
その絵の上で、長岡の小学生202名が平和への想いを胸に長岡花火を表現しました。
そしてその様子を、最初から撮影しつづけたムービーチームも、長岡造形大学の学生たちです。
みんなの力を結集して制作した、力作をぜひご覧頂きたいと思います。
Click here to access “Message of Peace” video footage.
出演
長岡花火を体いっぱい元気に表現してくれた長岡の小学生たち
制作スタッフ
絵描き・当日運営スタッフ班:
長瀬公彦教授/瀬賀 愛美/伊藤 理穂/大関 将人/小林 純子/
佐藤 明香利/清水 将史/下平 美里/関崎 祐香子/服部 葉月/
浅野 七海/柄澤 咲弥/楠見 真世/黒田 あゆみ/瀧 恵美/
林 風柚/兵庫 桃花/星 博尭/小山 美紀/齋藤 知美/
萩原 美輝/森藤 甚太/渡部 美有/高橋 力耶/羽切 楓/
古川 響太/伊藤 沙華/岩崎 雄陽/北居 士龍/幸本 桜子/
小澤 元菜/齋藤 真帆/嵯峨 雄介/高橋 優/友野 玲香/
中山 真衣/長岡 里穂/橋本 香/早川 歩/廣田 実香/
堀井 紗葉/宮本 悠佑/吉田 壮太/吉田 有希奈/大友 榛乃/
菊池 ひとみ/齋藤 英佳
(長瀬教授+長岡造形大学生46名)
ムービー班:
山田博行准教授/穴沢 碧海/小原 みのり/近藤 碧/笛木 智恵/
薄井 由喜/扇谷 光/近藤 拓海/近野 凌平/山上 奈々/
脇川 諒/永井 樹里
(山田准教授+長岡造形大学生11名)
衣装協力:ヨネックス株式会社
平和を願い、未来を想う。そんな長岡花火を表現するために、6月13日、長岡市民防災公園に集まったのは、総勢202名の長岡の小学生たち。ちょうど2週間前の5月30日に長岡造形大学の学生47名たちが描いた、パールハーバーの海をイメージした絵の上で、元気いっぱいに美しい長岡花火を表現しました。当日は、天候にも恵まれて快晴。小学生たちは5色のカラフルなTシャツを着て、自分たちの体をつかって花火をつくります。みんなで手をつなぎ、空を見上げることで、平和を願う「長岡花火」を表現します。撮影は、長岡消防署の協力を得て、はしご車の上、高さ30メートルからの撮影。その様子に、子どもたちも興味津々の様子でした。撮影の前に、CGで制作した映像イメージを見せると、「どうやって編集するの?」「逆再生でやるんでしょ?」「あ、ストップモーションじゃない?」などなど、大人顔負けの質問がつぎつぎと。そんな子どもたちの知識に驚かされる場面も。
撮影がスタートすると、天候に恵まれすぎたのか、初夏のような日差しに。それでもその天気に負けないくらいに元気一杯に、つぎつぎと花火を形づくる子どもたち。その様子をみていた保護者のみなさんや見物する方々からは、「かわいい!」「がんばって!」と声援が飛びました。
そうして、ようやく花火の形に並んだ小学生たち。はしご車の上にいるカメラマンの声に応じて、手をつなぎ、空を見上げて、一斉に「わあ!」と元気な声をあげて、満面の笑顔をつくります。その瞬間、保護者や見物の方々から、思わず大きな拍手が。暑さにも負けず、小さな体で、大輪の鮮やかな花火を咲かせてくれました。最後には保護者のみなさんや制作スタッフも入って記念撮影。思い出深い、一日となりました。
長岡市とホノルル市の平和交流事業を通じ、また事業を知り「Message of Peace」を寄せていただきました。
2015.6.13
Message of Peace 撮影にて(長岡市民防災公園)
2015.7.18~19
ナガオカアロハフェスティバル2015・メッセージボードコーナーにて(アオーレ長岡)
2015.7.18~19
ナガオカアロハフェスティバル2015・お絵かきワークショップコーナーにて(アオーレ長岡)
ホノルルで上げたい花火の絵を描いてもらいました。
「長岡花火のアロハシャツ」~平和を願い未来に向けて子どもたちに繋ぐ想いを込め、長岡とホノルルの交流事業を応援するため、ハワイの正装であるアロハシャツの着用が始まりました!
アロハプロジェクトはこちら
主催:NPO法人復興支援ネットワーク・フェニックス
賛同団体:長岡市、長岡市議会、長岡商工会議所、(一社)長岡青年会議所、長岡造形大学、(公財)長岡市国際交流協会、長岡ホノルル日米友好記念事業委員会、長岡まつり協議会、(一社)長岡学校コンベンション協会、NPO法人長岡未来創造ネットワーク、長岡アロハクラブ
ホノルル市と長岡市。両市は歴史的に深いつながりがあります。
日米開戦の契機となった真珠湾攻撃を指揮した山本五十六は長岡出身です。そして太平洋戦争において、真珠湾攻撃と長岡空襲で両市ともに大きな被害を受けました。戦争で多くの尊い命を失い、深い悲しみを経験したことで、平和を願う気持ちは両市ともとても強く持っています。
2007年8月、ホノルル市で開催された日米市長交流会議に、全国市長会副会長として初めて出席した森長岡市長がホノルル市のハンネマン市長と懇談したことをきっかけに、両市の交流が始まりました。
戦争の痛みを知る両市は、2007年から平和交流を中心とした青少年の相互交流や、市民訪問団による文化交流など通じて互いの歴史・文化への理解を深め、2012年3月、世界の恒久平和のために交流・協力していこうと姉妹都市友好宣言書に調印を行いました。
長岡市とホノルル市は、悲劇を二度と起こさないという想いと青少年の明るい未来へ願いをこめた強い絆で結ばれ、これまでに平和を祈る長岡花火をワイキキ沖で4回打ち上げています。
姉妹都市締結:2012年3月2日 ※ホノルル日時
ホノルル市との交流のあゆみはこちら
1945年8月1日午後10時30分から1時間40分もの間にわたった長岡空襲。市街地の8割が焼け野原と化し、燃え盛る炎の中に1,486人の尊い命が失われました。長岡花火には長岡空襲で亡くなった人への慰霊、復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願いが込められています。慰霊と平和への願いを込めて打ち上げている日本で唯一の花火大会です。
長岡花火を長く支えた花火師・嘉瀬誠次さんは、亡くなった戦友を弔うために、ロシア・シベリアのアムール川で、死者に慰霊の意を込めて手向ける花として、花火「白菊」を打ち上げました。白一色のきれいな円を描き静かに消えて行く。そんな余韻を残す様は見る人の心に響きます。
長岡市はこの「白菊」を長岡空襲が始まった同時刻の8月1日午後10時30分と、8月2日・3日の大花火大会の冒頭に、慰霊と平和への祈りを込めて打ち上げています。
姉妹都市のホノルル市と長岡市は共同して、戦後70年の今年、日米間のさらなる友好と世界に向けて平和の大切さを発信する平和交流事業を開催します。8月15日・16日には青少年交流サミットや真珠湾での長岡花火打ち上げを行います。
詳しくはこちら
長岡花火には、戦争の犠牲者の慰霊、戦後の復興に尽力した先人への感謝、恒久平和への願いが込められています。
今年8月、両国の戦争で亡くなられた方々の慰霊、世界平和、青少年の成長、両国・市の発展の願いを込めた長岡花火を真珠湾で打ち上げます。
太平洋戦争終結から70年の節目を迎え、両国の戦争犠牲者の慰霊と世界の恒久平和を願う花火の打ち上げ
慰霊の白菊のあと、災害復興の支援に対する感謝、
日米友好と姉妹都市の交流のさらなる発展、
次代を担う子どもたちの成長を願う花火の打ち上げ
長岡ホノルル平和交流記念事業報告集に掲載している越後長岡応援団の皆さんからのメッセージをご紹介します。
長岡市とホノルル市が共同して進める平和交流記念事業に対し、越後長岡応援団の皆さんからメッセージをいただきました。
長岡花火に少しなりとも参加させていただいているものとして、花火に込められた慰霊や平和への願いが、ホノルル市をはじめ世界へと広がっていることを、私自身誇りに思います。
また、長岡市とホノルル市が実施する今回の平和交流記念事業をお手伝いさせていただけることを非常にうれしく思っていますし、両市の交流がさらに深まるよう今後も音楽を通じて応援させていただきます。
【音声メッセージ 2015.8.1】
長岡の花火は、戦争の悲惨さを振り返るとともに、平和への祈りを捧げる、大切な営みとして受け継がれてきました。
今回、長岡、そしてホノルルの人々が、空に大きく広がる美しい花火をともに見上げ、平和への思いを新たにすることは、大変意義深いと考えます。
日本と米国、両国のパートナーシップの絆をさらに深める、かけがえのないきっかけとなることでしょう。
いっしょに同じ空をみあげよう
【音声メッセージ 2015.7.25】
【音声メッセージ 2015.7.18】
【音声メッセージ 2015.8.15】
【音声メッセージ 2015.8.15】
越後長岡応援団の皆さんをはじめ、長岡まつり大花火大会を観覧された各界の皆さんからのメッセージを紹介します。