「オーストラリア競泳チームが事前合宿」の画像


【問】スポーツ振興課オリンピック・パラリンピック事前キャンプ誘致推進室TEL32・6117

 オーストラリア競泳チーム58人が7月29日から9日間、「パンパシフィック水泳選手権(左下参照)」の事前合宿を行いました。2020年東京五輪などの同チームのホストタウンとして、練習環境の提供や地元企業の食による応援、長岡花火への招待など、長岡ならではのおもてなしで選手たちの調整をサポートしました。

ジュニア選手300人との交流も

 練習会場となったダイエープロビスフェニックスプールでは、公開練習イベントや市民との交流などを実施。市内のジュニア選手への実技指導では、リオ五輪のメダリストが泳ぎをアドバイスし、世界トップの技術に直接触れる機会となりました。
 同チームは、来年7月の世界水泳(韓国)、そして東京五輪・パラリンピックの事前合宿を長岡で行います。今後も交流を通じて、長岡のスポーツ振興や魅力発信、ジュニア選手の育成に取り組みます。

パン
パシ
長岡効果バツグン!?
メダル総数27個
「女子4×100mメドレーリレーで金メダルを獲得した豪チーム」の画像
女子4×100mメドレーリレーで
金メダルを獲得した豪チーム
 世界19カ国が参加した「パンパシフィック水泳選手権(東京・8月9日〜12日)」でオーストラリアは、金メダル8個、銀メダル12個、銅メダル7個と国別2位の好成績を収めました。大会前の会見では、選手がホストタウン・長岡のサポートに触れ、高く評価していました。

リオ五輪 男子400メートル自由形
金メダリスト

マック・ホートン さん

長岡の人はとてもフレンドリーで、温かく歓迎してもらいました。郊外にある長岡はオーストラリアの生活に似ていて、過ごしやすいです。練習会場のプールは驚くほど素晴らしいですね。
「マック・ホートンさん」の画像

「宮内壱成 さん」の画像 富曽亀小学校6年
宮内壱成(みやうちいっせい) さん

泳ぎの姿勢がきれいで、格好よかったです。ひとかきで進む距離がすごい!教えてもらったことを活かして大会で頑張りたいです。また長岡に来てくれるのが楽しみです!



「長岡出土の火焔土器」の画像
国重要文化財
長岡出土の火焔土器
五輪に向け、縄文にハマる2人が対談
「聖火台に、ぜひ
火焔型土器を」

 全国75市町村や文化人が加入し、五輪を機に縄文文化を世界に発信しようと活動する「縄文文化発信サポーターズ(代表幹事・長岡市長)」は8月7日、その機運を高める対談を東京国立博物館で行いました。
 同サポーターズ会長の國學院大学名誉教授・小林達雄さんと、商品デザインやNHKの教育番組を手掛けるグラフィックデザイナー・佐藤卓さんが登壇。縄文文化の発信と火焔型土器の聖火台採用への熱い想いを語り合いました。
 来場した360人はうなずいたりメモを取ったりしながら、2人の話に聞き入っていました。
 磯田市長は「英国の大英博物館に展示した長岡の火焔型土器が、世界的に話題となっています。聖火台への採用を実現し、日本の“和”を発信しましょう」と呼び掛けました。
【問】政策企画課TEL39・2204

「五輪に向け、縄文にハマる2人が対談」の画像

宮田文化庁長官、馬高縄文館を視察
未来性を感じるデザイン。
五輪は
世界発信のチャンス」
【問】馬高縄文館TEL46・0601

「馬高縄文館を視察する宮田長官と青柳前長官」の画像
▲馬高縄文館を視察する宮田長官(左から2人目)と青柳前長官(右手前)
 宮田亮平文化庁長官と青柳正規前長官が8月2日、世界で唯一の“火焔土器”を展示している馬高縄文館の視察に訪れました。
 2人は多数の土器が並ぶ館内を見て回り、資料の収集や展示への熱意を称賛。美術史の第一人者・青柳前長官は「火焔型土器ほど完成度の高い土器は世界にありません。特に長岡の火焔土器は、小ぶりだからこその凝縮した良さがあります」と評価しました。
 宮田長官は、信濃川流域の縄文文化の発展経過を質問したり、展示方法をアドバイスしたりと熱心に見学していました。縄文文化発信サポーターズ(上記)の活動に関心を示し「火焔型土器のデザインは“動と静”があり、未来性を感じます。日本文化の美しさを日本人が一番気付いていません。それを知ることが地方創生につながり、五輪は世界にアピールする絶好の機会になります」と語りました。
【用語解説】 ・火焔土器…1936年に市内関原の馬高遺跡で発見され、初めて「火焔」の名前がつけられた1個の土器
・火焔型土器…大振りの突起に鋸歯状のフリルがつく火焔土器と似た形状の土器。主に新潟県内で出土








特別インタビュー
「三波美夕紀さん」の画像
三波美夕紀さん
三波春夫さん
五輪・故郷への想い。
──娘・美夕紀さんに聞く

 前回(1964年)の東京五輪テーマソング「東京五輪音頭」を歌った長岡(越路)出身の国民的歌手・三波春夫さん。その晩年の11年間、マネジャーを務めた長女・美夕紀(みゆき)さん(三波クリエイツ代表)に、三波さんの五輪や故郷への想いを聞きました。
─前回の東京五輪、三波さんの歌声は日本人を勇気づけました。
「戦後、日本が頑張って復興した姿を世界に見ていただく初の大イベントなのだと、成功を願って懸命に歌いました。『戦場で戦い、シベリアで捕虜(ほりょ)にもなった自分は、亡くなった戦友の分まで力一杯歌うのだ』と。結果、大ヒットとなって、大勢の皆様に愛されて踊っていただいたことは、生涯の宝物の出来事だったと言っていました」。
─故郷の越路地域には顕彰碑が立ち、今でも慕う声が多いです。
「自分が生まれ育った風景の中に今も立つ姿となって、本人もありがたいと思っていることでしょう。晩年にCD4枚組の大作『平家物語』を作ったときも、物語が新潟の各地にゆかりを持つことをとても喜びながら台本を書いていました。故郷への思いは、生涯尽きることがない様子でした」。


「お客様は神様です」の本当の意味

─三波さんと言えば「お客様は神様です」の言葉でも有名です。
「今では、お客様を神様のように思って対応するというような意味で広まっていますが、本当はそうではなく『歌う時には、神前で手を合わせるときのように雑念を払い、澄み切った心で歌わなければ完璧な歌は歌えないのです。ですから、私はお客様を神様と見て歌を歌います』という、歌手としての心構えを言ったものなのです」。


2020年へ、もし、三波春夫さんがいたら

─2020年の東京五輪が目前です。
「長岡市が火焔型土器の聖火台採用を目指していらっしゃるとお聞きしました。ぜひ長岡の誇りを聖火台にと、三波もきっと願ったでしょう。今度の五輪については、もし三波が生きていましたら、特に子どもたちに『世界の中の日本をよくよく見詰めてみましょう』と言ったのではないでしょうか。そして、また五輪音頭を心を込めて歌うと思います」。
「東京五輪のお別れパーティーで」の画像
東京五輪のお別れパーティーで
(昭和39年10月、新宿御苑)

「故郷の塚野山に立つ顕彰碑」の画像
故郷の塚野山に立つ顕彰碑

「三波春夫さん」の画像 三波春夫さん(1923-2001)
代表曲は「チャンチキおけさ」、「船方さんよ」、大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」、長編歌謡浪曲「元禄名槍譜 俵星玄蕃」ほか多数。
(昭和34年3月、塚野山で)




市政の最近のできごとを紹介します。

「官民で海外留学を支援」の画像 「戊辰150年、会津と深い絆」の画像
官民で海外留学を支援 戊辰150年、会津と深い絆
 官民協働で人材育成を目指す「長岡グローカル人材育成事業」で学生7人が海外留学をします。市内企業のインターンシップで各自の課題を整理後、タイやイギリスなど6カ国で3〜6カ月間の研究に取り組みます。(7月30日)  奥羽越列藩同盟として戊辰戦争を共に戦った歴史的な縁から、福島県会津若松市の中学生大使33人が長岡を訪れました。南中学校との交流では、まちの歴史や文化などを発表。両市の先人の想いを学び、絆を深めました。(8月8日)
     
「“起業”を目指し、まちなかで調査」の画像    「異業種連携で、課題解決」の画像
“起業”を目指し、まちなかで調査 異業種連携で、課題解決
 NaDeC BASE(ナデック ベース)で、起業の基礎知識を学ぶ長岡大学の「起業家塾」を開催し、3大学1高専の学生25人が参加。ビジネスプラン策定に向けて長岡駅前でマーケティング調査を行うなど、起業のヒントを探っていました。(8月21日)  ITなどの新技術で介護・ものづくりの現場の課題解決に取り組む「イノベーション・ハブ」を立ち上げました。企業や大学など異業種が異なる視点、自由な発想でアイデアをカタチにしていき、実現を目指します。(7月20日)
   
「震災の記憶を伝え、50万人達成」の画像 「長岡の防災・救急を姉妹都市が評価」の画像
震災の記憶を伝え、50万人達成 長岡の防災・救急を姉妹都市が評価
 中越大震災の記録・記憶を伝える「中越メモリアル回廊」が来館者50万人を達成。研修で訪れた教員のひとりは「ここで学んだことを、子どもたちの安心につなげていきたい」と語っていました。(7月30日)  姉妹都市・米ホノルル市のアメミヤ副市長が、まちの防災や救急医療の体制を学ぼうと、消防本部などを視察。緊急搬送時、多言語対応できる端末の説明を受け、長岡の災害・救急対応の細やかさに感心していました。(8月3日)