長岡の縄文文化を国内外に発信

小林達雄さん、
ありがとうございました!

 長岡出身で縄文研究の第一人者として知られる考古学者・小林達雄さんが8月22日、逝去されました。87歳でした。

縄文文化への情熱 海外も注目

 小林さんは長岡高校を卒業後、國學院大學で考古学を専攻。東京都や文化庁の技官を経て母校の教授に着任しました。
 縄文時代の文化・精神を長年研究し、海外に向け精力的に情報発信。令和5年には米国最古の学術組織「アメリカ芸術科学アカデミー」の国際名誉会員に選ばれました。

市史編集に尽力 土器の魅力発信も

 市の歴史研究や情報発信にも貢献した小林さん。昭和61年から 年にわたり市史編集に携わったほか、平成10年には長岡の火焔型土器の展示を英国・大英博物館に提案。翌年に実現させ、記念講演を行いました1 2
 馬高縄文館のゲートサイン3を監修するなど、豊富な切り口から長岡の縄文文化を広く発信した小林さんに、心より哀悼の意を表します。

【問】科学博物館 ☎ 0258-32-0546

10/7(火)~12/27(土)

追悼展示を行います

 小林さんの生前の功績を紹介するパネルや、市に寄贈された資料の一部を展示します。
時間 = 午前9時〜午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日 = 毎週月曜日(祝休日の場合は翌日)
料金 = 大学生以上200円、高校生以下無料
場所・【問】馬高縄文館 ☎ 0258-46-0601