市の魚10周年

復興の象徴・錦鯉伝統産業を次世代へ

【問】農水産政策課☎39・2223
品評会に訪れる海外の愛好家
 約200年前に二十村郷(山古志地域、川口地域北部、長岡地域太田地区、小千谷市東山地区)で発祥し、「泳ぐ宝石」として多くの人に愛される錦鯉。中越大震災からの復興の象徴として平成26年10月23日に市の魚に制定し、今年で10年の節目を迎えます。
 長岡の錦鯉は世界での知名度も高く、生産量の8割を海外へ輸出。大勢の海外バイヤーが現地を訪れるなど、世界に広がる地域の重要な産業に発展しています。
 今年度、養鯉業への理解を深めてもらおうと学生向けのインターンシップを新たに実施。世界に誇る地域の伝統を将来へつないでいきます。
インターンシップ生の新潟大学4年・上野雅幸さん。「養鯉業の楽しさと大変さを学び、錦鯉に愛着が湧きました。錦鯉の魅力を多くの人にも知ってもらいたいです」

世界に誇る錦鯉成長を続ける産業に

長岡市錦鯉養殖組合
理事長 田中 誠 さん


 多くの人の支援を受け、震災を乗り越えてきた養鯉業。関係者も情熱を注ぎ、地域全体でお客さまが喜ぶ仕掛けづくりを模索してきました。現在は海外からも注目され、産業としての成長を感じています。
 地元養鯉業では若手も多く育っています。インターンシップも含め、若い人が興味を持ってくれるのはありがたいですね。彼らを中心とした新たな事業の展開も期待します。
 これからも長岡のシンボルとして、錦鯉の魅力が広まっていくとうれしいです。市民のみなさんも、ぜひ品評会でその美しさをご覧ください。

クイズに答えて
錦鯉グッズをゲットしよう!

クイズはこちら
 正解者の中から抽選で30人にプレゼントします。
応募期間=10月27日(日)まで 対象=市内在住の人 ※当選者の発表は、賞品の発送(11月下旬)をもって代えさせていただきます
マグカップとグラスセット(左)、文房具セット。いずれかを各15人にプレゼントします

錦鯉を飼いませんか?

 錦鯉は金魚や熱帯魚と同じく、水槽さえあればどこでも手軽に飼える観賞魚です。水槽の大きさに合わせて成長するので、小さいサイズのまま飼育できます。

長岡市錦鯉品評会

 世界で最も長い歴史のある錦鯉品評会。市内で育てられた約400尾が出品されます。
日時=10月27日(日)正午~午後3時(飲食ブースは午前10時から) 場所=山古志支所前駐車場
市の魚制定10周年を記念して、来場者投票で決まる特別賞があります。投票した先着200人にはプレゼントも
投票時間=正午~午後1時